[2013年1月15日]
【本八幡教室情報 受験対策期間】
1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!
前日、天気予報では、確かに雪のマークがありましたが、明けてみると、はるかに予想を超えるレベルでした。気象庁の予報官も驚くような豪雪が、市川市本八幡を襲い、見渡せば、一面の雪化粧です。もちろん、冬特有の風情を堪能している余裕などありません。なおも吹雪となって降り続く雪は、雪片の大きなぼた雪で、空中を埋め尽くすだけではなく、あっという間に、路面に大量の雪を積み重ねていきます。
たちまち交通網は麻痺し、雪に伴うスリップ事故が多発し、また関東のある地域では、停電の被害があったという報道もあります。急速に発達した爆弾低気圧の影響だそうですが、ちなみに、英語ではbomb cycloneと言うらしく、これを直訳したのが爆弾低気圧で、徐々に日本でも浸透し始めている天候の表現です。何にしても、自然の猛威は恐ろしく、こういう非常事態の時にこそ、人間の非力さを思い知らされます。
突然のアクシンデントを前にしては、人間もろとも、その人間が抱く希望まで巻き込んで木端微塵に破壊されてしまうかもしれません。したがって、人間の望みなどすべてがすべてかなうものではないのでしょう。
ただ何も望まないとすれば、それがかなうことはありません。本気で望んで、ひたむきに前へ進むことでしか、目指すべき場所へ行き着くことはないはずです。
今日もしかしたら、何かの予定が入っていて、それが本人にとって、大きな夢をかなえるチャンスだったかもしれません。それが、この雪の影響で、夢への行く手を阻まれたとしましょう。だからといって、自暴自棄になることはできません。どんな状況下であれ、たとえ運が味方しようが、反対に不運が足を引っ張ろうが、自分の人生は自分の人生です。うまく行こうが、うまく行くまいが、それはすべて自分に返ってきます。自分ではどうしようもできない不運に見舞われた時、その人間は試されます。その失敗、その逆境を、次に活かせるかどうか、その選択一つで、きっと人生は大いに変化をもたらすのに違いありません。
折しも、昨日は成人の日です。予期せぬ雪の試練が、新成人たちとともに、大いに学ぶ機会となったかもしれません。何も、夢を持つのは、受験生や、新成人たちの特権ではありません。何歳になろうとも、失敗に負けず、生き生きと未来にビジョンを描く人間こそが、「可能性ある若人」なのではないでしょうか。