[2013年1月30日]
【本八幡教室情報 受験対策期間】
1月の入試対策学習会(中3・小6)
いよいよ新学年先取り学習スタート!
4月から新学年中学生コース開講!
世界を見渡せば、チュニジアに始まり、エジプトやリビアでも独裁政権があっけなく崩壊しました。今なお、シリアでは内戦状態にあります。
いわゆるアラブの春です。
情報革命により、瞬時にして、市民が情報を受信し、送信できる、情報共有時代において、人間の精神は、情報インフラを通して、つながり合います。
明らかに、有益な情報を一部の有力者が握る時代から、市民全員で情報を共同管理し、本当に何が正しいのか求め、新しい思想を創造する世紀へと突入しています。
この膨大な情報によってつながった力は、おかしな独裁政権を木端微塵に打ち壊してしまうのですから、底知れぬエネルギーに満ちています。言うなれば、ダイナミックに制度も思想も変わる、パラダイムシフトが今なお継続的に起きていることを、ひしひし実感している方も多いのではないでしょうか。
こうした本質論、究極論へ流れる、市民主体の情報の世界にあって、もはや過去は通用しません。
無難が通用しない時代です。真に何が正しいのか求めていく時代という言い方もできるのかもしれません。
とにもかくにも、この日本に覆っている建前論や事なかれ主義、現状維持思想がことごとく破壊され、真の正しさ、真の正義へ向かって、リデザインすることになるはずです。
考えるに、市民が共有する情報の力が、国家を転覆させてしまう世界の潮流からすると、何と日本の出来事は小さいことでしょうが、この日本でも、本質、極論へ振り切る流れが社会で巻き起こっているのではないでしょうか。
例の大阪市で起こった桜宮高校体罰事件です。この事件を発端として、もっと全国での体罰事件が明るみとなり、「えせ教育者が起こす愚かな犯罪を取り締まる動き」が、加速するはずです。
28日(月)に通常国会が召集されましたが、安倍総理は所信表明演説中、教育の危機について熱く語りました。やはり教育なくして、人は育ちません。どうしたって人が育たない国に本当の豊かさ、本当の幸せなんてありません。
何にもまして喫緊の課題として挙げられるべきは、いつまでたっても自助努力できない教育現場にメスを入れ、教育レベルを向上させることです。世にはびこる、えせの教育者を排除し、本物の教育者を育てる教育制度へ創りなおす時こそ、まさに今です。