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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2013年2月25日]

市川市本八幡の進学塾:教育イノベーションの時代へ

【本八幡教室情報 受験対策期間
2月の入試対策学習会(中3)
いよいよ新学年先取り学習スタート!
4月から新中学3年生理科社会コース開講!



 やはりアベノミクスの効果なのでしょうか。景気の面では頻繁に、ポジティブなニュースが伝わってきます。広がる円安を受け、輸出企業が好調とあり、証券と銀行間では個人マネーの争奪戦が起きていると。また百貨店業界でもここへきて一気に売上急増という話です。

 一方で、社会と接点がない「孤立無業者(Solitary Non-Employed Persons:SNEP)」が162万人いるなどというニュースもあります。相当深刻な社会問題となり、NHKの特集番組でも取り上げられているようです。

 ますます国際規模で、強者と弱者の格差が生じていくことになるのでしょうが、だからこそ、個人が強くならなくてはなりません。しかし、残念ながら、日本の学生たちはのんびりとしすぎています。

 少々比較をしてみましょう。

 たとえば、秋田の国際教養大学のような優れたハードワークの学びの場が確立しています。創設して8年と言いますが、すでに志いだく優秀な人材が集まり、さらにそこで研鑽が積まれ、リーダー的資質ある人間が社会へ送り出されています。大学4年の間に、実に半分がリタイアすると言う過酷な学習環境の中にあって、この試練がまさに才能たちを磨き光り輝かせます。就職率100%というのも頷けますが、それ以上に就職後の仕事力が突き抜けているそうです。

 ところが、ここでも格差が起こっているのか、いつまでも主体的選択ができず、まごまごと大学受験期に突入し、皆が大学進学を望むからという程度で、とりあえず大学へ、などと志望を易々決めてしまう学生たちがいます。まだまだゆとり教育の後遺症があるのか、残念ながら、この国全体で、無気力学生が大半を占めているのではないでしょうか。

 これは何かが大きく間違っています。振り返るなら、小学生の時代から始まる学校教育の中で、一体何を学んできたのでしょうか。なぜ、教育者はもっと真剣に、自立を促す教育をしないのでしょう。いつまでも精神的に未熟なままの学生たちを放っておくのか疑問です。科目別の学習を伝える以前に、いつか社会に出て自活できるようにするために、いかに学問が尊く、人生の支えになってくれるか、師として、本気で説明する必要があります。

 その学習のプロセスのなかで、将来学生たちがどんな仕事に夢中になって生きていきたいか、段階的に考えさせていかなければなりません。そもそも子供たちが活躍する未来のその一点へつなげるのが、貴重な教育の役割だからです。

 またある会社の人事では、主体的に仕事ができない指示待ち型人間を調査したところ、それが学歴に原因があるのではなく、幼い時のお手伝いの有無が影響していたと言います。学習をする以前に、人の営みとして当たり前のことをさせるものまた教育ですが、これはご家庭の問題でもあります。

 もちろん、公教育やご家庭にばかり任せる気はありません。塾という学び舎だからこそ、決して妥協することなく、卓越した教育を、子供たちへ与え、いつか世界レベルのチェンジリーダーへと成長させることができると信じます。