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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2013年3月28日]

市川市本八幡の進学塾:これからの英語教育

【本八幡教室情報 受験対策期間
いよいよ新学年先取り学習スタート!
4月から新中学3年生理科社会コース開講!
4月6日(土)「本年度県立入試なるほど解説会」実施!


 昨日の本ブログで、今春から始まる新英語教育を話題とし話を展開しました。

 一旦もう一度なぞります。「英語の授業は英語で行うことを基本する」というのが文部科学省の方針ですが、やはり今の学校現場では、その対応が不十分です。なぜなら、本物の英語を教えられる教職員が少ないからです。

 そうすると、「オーラルコミュニケーション」ができない人に、それをやりましょう、といったところで不可能なのですから、現場は現場の判断として、どうしても、昔ながらの英文法頼りになります。それは明らかに文部科学省の方針に反します。

 ただ、こうした英語教育改革にチャレンジしなければ、国際的にみて、低レベルの英語教育を根本的に変革することはできません。したがって、この改善への過渡期に、中途半端な英語教育を受ける子供たちには本当に気の毒ですが、何をやるにもリスクがあることを承知するなら、必然と失敗も織り込みながら、改善解決へ向かっていくことに期待します。

 昨日も提言しましたが、そのはざまの時期の選択として、英文法重視型の英語指導を採用するなら、この文法のルール、いわば道路標識に従い、スムーズに、英語のまま英語の内容を理解することに重きを置くことです。仮に英文の内容把握とつながらず、ただひたすら英文法問題をこなすだけの授業をするから、いつまでたっても、正しい英語を理解できるわけがありません。

 もうひとつ、英文法について、補足することになりますが、本来言葉とは、文法ありきで出来上がっているものではありません。実は我々人間は他人とコミュニケーションする際、決して文法を意識しているわけではなく、相手にわかりやすく伝えようとしているだけです。

 しかし、この相手への配慮がミソです。もしも相手にわかりづらい表現をしてみたときのことを考えてみてください。人が、言葉を理解する際に、どこをどうたどっていくかルールがないとしたら、どうなるでしょう。

 たとえるなら、解読不能、めちゃくちゃな道路標識が乱立している道路を想像してみてください

 どのように目的地へ向かったらよいか判断できるわけがありません。そこに秩序だった規則性がないから、わかりづらい、理解が困難──ということになります。言うなれば、「わかりづらい」の世界では、言葉の配列や言葉そのものの意味が無秩序で成り立っているからです。

 ということは、我々は言語を使う際、無意識のうちに相手に正確に情報を伝えようと、規則性を重んじ、論理、秩序を駆使していることになります。その出来上がった結果こそが、文法であって、文法ありきで、決して言語を使っているわけではありません。

 ただ、本当に繰り返しになりますが、英語というコミュニケーションツールは、とても、規則的であり、論理的であり、そこには美しい秩序があります。この言葉の美しいルールを使わない手はありません。これこそが英文法の活用法です。

 さて、もう少し敷衍したいところです。英文法を知る以前に、重要なことをおさえておく必要があります。日本語と英語の本質的な違い、根っこの違いから始めないと、根なし草の英文法は頼りないものになってしまうことでしょう。

 よく日本語はとても美しいと表する方もいますが、数学的な規則性、秩序ある世界こそが、「美しい」と定義づけるなら、日本語は不細工で、英語はとても美しい言語としたほうが正解です。

 また言語は、その社会が選択した結果ですから、日本語には日本人の思想があり、英語には欧米人の思想というものと密接です。

 この辺りの、言語とつながる文化論的見解については、またどこかの機会でご説明したいと思います。


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