[2013年4月3日]
すでに4月1日(月)付けで、「あっぷチャレンジ」プロジェクトの宣言を行いましたが、本年度は、本気のチェンジ、本気のチャレンジの一年とします。
これからの一年、我々は、繰り返しますが、やはり本気です。残念ながら教育業界にはびこりがちな全ての現状維持思想を排除し、まさに全力にて教育をイノベートすることに邁進いたします。
かつてこの国は、江戸時代に鎖国を選択しました。1639年の出来事です。それから250年ほど、伝統文化や身分制度を重んじ、進化を止め、つまり言うなれば、現状維持思想を貫き続けたわけです。
しかし、その250年がもたらした副作用は大きく、1853年にペリーが来航し、黒船に威圧されたとき、欧米と日本の技術力の差をまざまざと見せつけられました。ひとつ間違えば、圧倒的な軍事力によって、この日本は欧米の植民地になっていたのかもしれません。
ただ、この日本が優れていたのは、その当時の若い人間たちのエネルギーです。彼らの強い危機意識と、チャレンジの精神は、今の日本人たちは大いに学ぶところがあります。
そして、何を差し置いても、強調しなくてはならないのは、鎖国の政策を選択していたとはいえ、寺小屋や山口の松下村塾などの民間の教育施設が充実していたので、実は、世界随一の識字率を誇り、優れた人材育成が行き届いていました。
とにもかくにも教育レベルの高さがあったからこそ、いざ欧米に追いつけ、追い越せと、国策として留学制度を拡充させると、若い才能たちが、欧米の制度や技術力を持ち帰り、あっという間に大近代化に成功してしまいます。
ペリーの来航から、たった20年のうちに、明治維新は進みます。さらに30年というスパンで見ると、1889年にはアジア初の近代憲法である大日本帝国憲法がつくられ、1890年には第一回帝国議会が成立します。
今なお、明治の改革から、現在の日本人は大いに学ぶべきです。何よりも、教育の力がてことなって、どれだけ変革のエネルギーを生み出すかを知るなら、まずは、今の日本教育の、それこそ、鎖国的、現状維持思想を破壊し、徹底的に教育の質改善に努めることです。いつまでも内向き人間、指示待ち人間を生み出しがちな、言ってしまえば、いつまでも大人になることを拒むピーターパンを養成する教育制度はもう終わりにする時です。
これだけ、ICT(情報通信技術)が発達し、世界的な産業構造がダイナミックに変化する時代にあって、旧態依然たる教育には限界があります。すでにOECDの学習到達度調査PISAでも2015年に、「協調型問題解決能力」の測定を加える方向で調整していると言いますが、もっと日本の教育は、世の中の変化を見越し、21世紀に必要とされる学習スキルが何かを見極め、教育制度に取り込んでいくことが望まれます。
そこで、たいへん僭越ですが、当塾あっぷ指導会は考えました。改めて、日本の教育の今を問い、我々にできる教育イノベーションは何かということを真剣に見つめました。当然、その答えを見つけ、すぐさま解決へ向けた行動に移さなくてはなりません。
本年度開始早々に宣言しました「あっぷチャレンジ」プロジェクトには、3本の堅固な矢があります。ひとつは「成績向上プロジェクト」、二つ目は「合格プロセスプロジェクト」、そして最後が「合格の先プロジェクト」です。
高校受験合格速報:県立国分、県立市川東、県立市川昴、県立市川南、法政二高、日大習志野、関東一特待、保善特待──等
大学受験合格速報:明治大学、立教大、学習院大、成蹊大学、芝浦工業大、東京農大、武蔵野大、駒沢大、都立荏原看護──等
中学受験合格速報:国立東京学芸大附属竹早、明大中野、専修大付属松戸、国学院久我山、十文字(特待)、中村学園(特待)、安田学園(特待)、芝浦工大、順天、江戸川女子、跡見、山脇、大妻中野、三輪田、かえつ有明、東海大浦安──等