[2013年4月5日]
目下、安倍政権は、教育改革に強い意欲を見せており、アベノミクスの目玉政策いわゆる3本の矢(「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」)を連想させる、「教育再生3本の矢」を強く押し出しています。
教育政策の3本の矢というと、「英語教育の抜本改革」、「技術立国を支える理数教育の刷新」、「国家戦略としての情報通信技術(ICT)教育」の3つです。
すでに、自民党の教育再生実行本部が中心となり、大学入学時と大学卒業時に、英語運用能力テスト「TOEFL(トーフル)」導入への動きを見せていましたが、残念ながら、先月3月28日時点で、いったん提言案了承が見送られました。思いのほか、異論続出する事態となり、心配していましたが、4月4日(木)の報道によれば、一歩前進したようです。
自民党同本部は、4日、従来の想定どおり、TOEFLの成績を大学の受験資格や卒業の要件とし、また大学入試では理科と数学を必須とする方針を提言としてまとめました。このほかにも、土曜日の教育活用や、理科への学習に力を入れる一案として、小学校から理科について、専門の教師が教えるなどのアイデアまで出てきています。
来週8日には、この提言が、安倍総理大臣に手渡されることを決め、夏の参議院選挙の政権公約にも盛り込むとしています。
やはり何よりも、この社会を創るのは、人材です。この日本が豊かになるかどうかは、人材のレベルにかかってきます。そうすると、人材を育てる教育の役割はとても大きいので、国の政策のなかでも、とりわけ教育にかかる政策は、最優先にかかげるべき項目です。
もちろん、この国のトップリーダーにだけ、チェンジリーダーを求めてはいけません。我々もまた負けていられません。まさに本気の教育イノベーションの時です。
当塾の場合、この年度替わりの4月より、「あっぷチャレンジ」を旗印とし、本気のチェンジ、本気のチャレンジを推進します。
すでに、この1学期に開催する学習イベントのスケジュールを大公開しております。もうあとは皆様とともに、「あっぷチャレンジ」の輪を広げ、何より教育人として、出来る限り、優秀な人材をこの社会へ送り出す責任を果たしてまいります。