[2013年4月7日]
安倍政権では、教育改革に着手していますが、民間の教育機関も負けていません。いえ、民間の活力こそが、市場原理に基づき、競い合い高め合いを展開することで、大きなイノベーションのうねりをつくることができます。
言うにおよばず、世界をリードするアップルもグーグルもアマゾンも民間の企業です。また教育市場に目を移せば、世界1位、2位の大学といえば、マサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学ですが、いずれも民間の力による私立大学です。
さらに言うなら、この国もかつては、民間の支えによって、教育レベルを高めてきました。遡ること、江戸時代の頃のことです。寺小屋(読み書き、そろばんを子供たちに教える民間教育の手習所 その当時寺小屋の普及により世界レベルの識字率にあったという)や、蘭学塾(西洋医学と天文学を中心とした学問所 大槻玄沢の芝蘭堂や緒方洪庵の適塾、シーボルトの鳴滝塾が有名)も私塾です。
我々あっぷ指導会の原点が、ここにあります。昔から日本の民間教育機関の力が、教育界をリードし、イノベートすることで、世に優れた人材を輩出してきました。まさに今、日本の教育イノベーションは、悪しきゆとり教育の選択により、停滞期を迎え、これに伴い、人材の質低下を招き、日本の産業の活力が失われる一因をつくってしまいました。
遅まきながら、ようやく脱ゆとりの教育政策が採用され、安倍政権の下、もっと踏み込んだ教育改革に乗り出している最中ですが、国のリーダーにすべてを任せるわけにはいきません。
私どもあっぷ指導会は、教育人として、社会に優れた人材を送り出すために、本年度一年、本気のチェンジ、本気のチャレンジに邁進することを宣言します。