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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2013年4月19日]

市川市本八幡の進学塾:表現の自由と公共の福祉

あっぷチャレンジ!
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その1速読リニューアル記念「速読大体験会」
その2小学生対象「なるほど学習会〜私立受験型〜」
その3中学生対象「なるほど学習会〜科目別対策型〜」
その4中学生対象「県立入試本年度なるほど解説会」
その5大学受験生対象「センターチャレンジ(英語&数学)」


 日本では当然のことですが、自由権のひとつとして、表現の自由が認められています。正しいことは正しいと言い、間違っていることについてNOを訴えることができる国です。この辺りは、社会科でも勉強する内容ですから、よく知られているはずです。

 ところが、世界ではこの常識が通用しないことがあります。いうなれば、国民の総意を是とする考え方を否定し、非民主的な政治運営を行い続ける場合があるということです。

 とりわけ、情報インフラがこれだけ整い、双方向で自由自在に情報のやりとりができる時代にあって、ますます表現の自由が広がっています。ここまでソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が普及したことで、ともすると、民主主義の精神から誤った政治体制は簡単に打倒されてしまいます。

 北アフリカでは、チュニジアに始まり、エジプト、リビアでは、一気に民主化の火がつき、独裁政権が終焉を迎えています。今では、その影響はシリアに飛び火し、内戦状態にあります。

 一方、進化したITの力により、一人一人の人間たちの意思が尊重される時代にあって、情報の統制など論外のはずですが、まだまだ国家が、自由の発言に規制を設ける例があります。

 ただし、表現の自由を認められている国であっても、何でもかんでも無自覚に情報を垂れ流すとしたら、それは表現の自由の濫用です。

 あらゆる権利の行使について、最大限尊重されるべきですが、公共の福祉(社会の大多数の人の利益)に反しない限りという条件が必ずつくことを決して忘れてはなりません。これもまた、社会科の学習において網羅される範囲であり、高校受験でも中学受験でも出題されます。

 さて、話を戻します。あまりに悪意に満ちた情報は、その国の民度の低さを示し、いつか品格を失った意見ばかりが横行する社会になれば、誇るべき民主主義の社会が終わります。

 したがって、我々は、よこしまな精神を排除し、常に公共の福祉の大切さを知りながら、より良い社会の幸せのために、表現の自由を行使すべきです