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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2013年4月24日]

市川市本八幡の進学塾:全国学力テスト

あっぷチャレンジ!
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その1速読リニューアル記念「速読大体験会」
その2小学生対象「なるほど学習会〜私立受験型〜」
その3中学生対象「なるほど学習会〜科目別対策型〜」
その4中学生対象「県立入試本年度なるほど解説会」
その5大学受験生対象「センターチャレンジ(英語&数学)」


 本日4月24日(水)、文部科学省による全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が一斉にスタートしました。今年は抽出方式ではなく、4年ぶりの全員参加となり、約228万7千人の小学6年生と中学3年生が参加しました。今回の試験科目は、学習の基本となる国語と算数・数学です。

 本校本八幡校では、昨日のことですが、全国学力テストを前にして、教室に集合した小学6年生を中心に、対策学習会を実施しました。比較的苦手意識の強い「割合」や「単位量あたりの大きさ」を学習課題として取り組むこととしました。

 ちなみに昨年度2012年度の全国学力テスト(公立小中抽出校による全科目の正答率)では、秋田が1位の座に君臨しました。傾向としては、日本海側地域の健闘が目覚ましい結果でした。

 ここで、今回注目されるのは、大阪府です。2008年9月、当時の橋下大阪府知事(現在は松井知事)が「教育非常事態」を宣言し、ここまで約12億4千万円の予算を計上し、大阪府の学力向上を目指してきました。しかしながら、前年度も下位に低迷しており、今回リベンジを果たせるか注目されるところです。

 さて、このような国を挙げた学力調査の目的は、文部科学省の方針によれば、こうあります。
「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る」
「そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する」
「学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる」

 もう少し、この目的を敷衍するなら、行き着く先は、学力低迷する日本の人材の引き上げにあります。すぐれた人材なくして、豊かな社会を形作ることはできません。当然、質の低い人材ばかりになってしまえば、豊かな社会はたちまち終わってしまいます

 もちろん、生徒たちの学力を調査分析し、改善へ役立てることはよいとして、最も取り組むべきは、指導者の質改善です。これこそ、教育改革の本丸です。

 いくら学力調査を行おうが、新指導要領により学習量を増やそうが、指導する人間のスキルが高くなければ、それを教わる側の質改善につながるはずはありません。スポーツの世界でも、優秀な監督コーチなくして、優れたプレーヤーは育ちません。学業においても同じことです。

 目下、安倍政権の下、日本の教育改革を進めております。すでに本ブログでも述べておりますが、3本の柱となる「英語教育の強化」「理数教育の刷新」「情報通信技術(ICT)教育」の方向性に間違いありません。

 ただし、すぐに進めるべき教員免許の更新性やたとえば、フィンランドで実施されているように、教員免許の修士レベル化まではなかなか踏み込めないようです。

 まだまだこの国の教育改革にテコ入れが必要ですが、民間の教育機関としてできることはたくさんあります。当塾あっぷ指導会は、世の中の変化の激しい時代にあって、よりいっそう教育の質改善に努めることで、優れた人材の育成に力を尽くしてまいります