[2013年5月2日]
「富士山世界遺産へ イコモス勧告」のニュースが報道されました。予定よりも早く、急遽前倒しで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が、富士山の文化遺産登録を勧告しました。6月にカンボジアでユネスコの世界遺産委員会が開催されますが、今回の勧告で正式に登録される見通しとなりました。
これまで、富士山というと、1990年代から自然遺産登録の運動が展開されながら、ゴミや屎尿対策の不備などを理由に、国内選考段階で除外されていた経緯もあります。やはり日本人としては、日本から真っ先に連想するのは富士山です。おそらく日本人が、誇るべき日本の遺産は富士山が随一で、ここは文句なしでしょう。日本が後世に遺すべき財産の二番手を選ぶとなるともめることもあるでしょうが、すべてが富士山の前では霞んでしまうかもしれません。
さて、5月がスタートしています。同時に中央省庁を中心とし、いわゆる「クールビズ」が始まりました。昨年のこの頃と比べ、何とも肌寒い5月です。少々、夏にふさわしい軽装で身を固めるには気温が適していないようにも感じますが、地球温暖化対策推進につなげるためにも環境に優しい省エネ意識を向上させていく必要があります。
また5月というと、五月病という言葉があります。なかなか新しい環境になじめず、精神的に病みやすいのが、5月の時期で、この五月病に陥りやすくなります。上手に連休をつかい、たとえば、スポーツや旅行、読書などに心地よく挑戦し、遊び心をくすぐりながら、リフレッシュしてみるのはいかがでしょう。
昨年に比べ、気温の低い連休となったこともあるので、健康管理に気遣い、なれない環境に対してはいっそうメンタルケアに工夫し、そして、富士山の世界遺産登録の勧告発表に気分を高揚させ、さあ、新しい月が開始です。
当塾本八幡校では、5月6日(月)より授業が再開されますが、もちろん、思いきり知的好奇心を発火させ、未来に活躍する一点へ向けて、全力学習です。とことん思考の力を育み、「富士山に負けない、自分自身が誇るべき思考力の遺産」を創り上げる、充実の月間としたいところです。