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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2013年5月8日]

市川市本八幡の進学塾:21世紀型の学び舎へ

 2009年のことです。マイクロソフト、インテル、シスコシステムズの民間企業の手によって、教育改革に着手しました。いわゆる、ATC21S(Assessment and Teaching of 21st Century Skills)の創設です。

 世界をリードするICT(Information and Communication Technology 情報通信技術)3企業のこのプロジェクトは、世界の国々の教育に強い影響を与えています。どの国でも、人材こそが一番の財産であり、人材なくして産業は成り立たず、経済も循環しなくなります。したがって、国策として、教育をテコ入れすることは、どの国でも大きな課題です。

 その意味において、ATC21Sプロジェクトの発想は、世界の教育の在り方において、はっきり道筋をつけることとなりました。きたる2015年のPISA(OECDの学習到達度調査)でも、ATC21Sのスキルとして重要な「協調型問題解決能力」が測定項目と取り入れられる予定だそうです。

 さて、ATC21Sの発足にからみ、これからの人材に求められる力を、21世紀型スキルと言いますが、4つに分類分けされています。

【思考の方法】
クリエイティビティ、批評的思考、問題の解決、意志決定と習得

【仕事の方法】
コミュニケーションと連携

【仕事の道具立て】
ICT(情報通信技術)と情報リテラシー

【世界で生きる術】
市民性、人生とキャリア、個人的責任と社会的責任

 かつてないほどに世界規模でこれだけ情報革命が進んでいます。世界の産業界をリードする企業の顔ぶれも随分と様変わりし、そこで活躍する人材のスキルにも当然変化が表れてしかるべきです。

 もはや容易に検索ひとつで情報を拾い集められる時代にあっては、物知りより、尊ばれるのは、ICTの技能に優れ、創造性を発揮できる人材です。言うなれば、スティーブ・ジョブズやラリー・ペイジのようなギークリーダーです。

 また技術革新のスピードがケタ違いの時代ともなると、理数系の人材価値が際立ちます。

 そして、グローバリズムの進む中で、英語をツールとしたコミュニケーション能力なくして、何も語れません。かつてのように島国根性を前面に押し出し、日本語だけで充分と高をくくり狭い世界観で収まるとしたら、あまりに時代錯誤です。

 明らかに一昔前とは、がらりと世界の見える景色が変化しています。これから未来を担う人間たちの立場になれば、身につけるべき技能の優先順位が従来の通りとはいきません

 今まさに21世紀スキルが強調される状況で、当塾もまた新しい時代を創る、学習の場でありたいと願います。心して、変わりゆくこの世界の中で、21世紀型の学び舎を目指してまいります。