[2013年5月27日]
受験を切り口に、速読の効果をご説明したいと思います。
大学受験でも、高校受験でも同様の効果がございますが、中学受験を取り上げてみます。国語の試験60分あたり、平均的読書スピード(1分あたり500文字)で、32分かかります。実に半分を超えてしまうわけです。では、問題を読んでから、次に問題を解く作業がどの程度かかるかというと、平均値で36分かかります。するとどうでしょう。「読む」作業、「解く」作業をあわせると、計68分となるので、8分足らない計算になります。
つまり、平均値の読書スピードの場合、読む作業か、解く作業のいずれか、手を抜かない限り、すべて解き終えることはないことになります。結果的に言えば、どうあがいても、読書スピードが上がらない限り、合格点数に届かないということです。
さて、仮に読書スピードが平均値の3倍(1分あたり1500字)まで引き上げたとしましょう。読む時間は11分です。解く作業時間が36分という計算にすると、計47分です。60分のうち47分で終わるということなので、残り13分は見直し作業に当てられます。
見直し作業の13分は、問題を解くという作業のペース配分において、とても理想的です。余裕をもって問題が解き終わり、余裕をもって見直し作業に費やせれば、ケアレスミスを防ぐことができます。当然合格の可能性を高めることになります。
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