[2013年8月8日]
凡人と偉人との差は、根本的な思考力の違いがもたらすよりも、人生の選択にあるとも言います。
おいそれ、ひとつの失敗であきらめてしまうなら、まだよいでしょうが、ちっぽけな失敗すらおそれてチャレンジから逃げてしまうのが、凡人の多くかもしれません。
それに比べて、偉人達の多くが、いくつもの失敗を重ねた先でも、さらに挑戦を企てます。後になってみると、この挑戦が、成功のブレイクスルーだったと気づくことになります。
ただしそれは、いつか過去のことになったときでないと、成功の一点とそのときの挑戦の一点がつながっていたとは判断できません。したがって、偉人たちについて分析すると、「何にもあきらめない強さ」、「飽くなき挑戦に夢中になる力」、「今の挑戦がきっと何かにつながっていくと信じる力」が、凡人のレベルを超えているのでしょう。
しかし、もしも、凡人と偉人との差が、生まれながらに持つポテンシャルに由来するというよりも、人生の選択にあるのだとすれば、相当救われます。
もっともっとメンタリティーを強くして、解決へ向けた挑戦を選択さえすれば、我々の抱える問題点の多くは、成功へ切り返せるのかもしれません。
そうすると、教育について申し上げるなら、子供たちのメンタリティーを育てることからすべてが始まります。
何より子供たちが本来持っている「知的好奇心」をよりいっそう引き出すことに留意しながら、さきほどの3点を精神の根っことして成長させることです。すくすくと脳内で、「何にもあきらめない強さ」、「飽くなき挑戦に夢中になる力」、「今の挑戦がきっと何かにつながっていくと信じる力」が育つことで、きっと未来への希望は広がっていくはずです。