[2013年8月12日]
とにもかくにも、ついつい「暑い」と言葉を漏らしたくなる日が続いています。都内の昼間は40度近くの気温となり、たとえ日が暮れた後であっても、一向に気温がおさまりません。本当に驚きますが、深夜の時間帯で30度を超えるという具合です。
とりわけ、夏学習期間の折り返し地点とあって、受験生の皆様は、さぞかし学習への集中力が増しているはずです。しかしながら、それなりの疲労感も蓄積していることにくわえ、この暑さもあり、体調面で調子を崩しやすい時期でもあります。
いくら冷房の効いた快適な教室にいるといっても、どうしても長時間の学習にわたると、同じ体勢を続けるため、体の血流に支障をきたし、静脈血栓塞栓症(俗にいう、エコノミークラス症候群)をおこしやくなります。
当然一日の主目的は、学習の効果を上げることですから、タイムスケジュールに合わせて、学習へ夢中になる時間を継続させることが第一です。ただし、学習への集中の妨げとならないように、たとえるなら、マラソンランナーのように、時おり、水を補給する必要もあるでしょう。また血行をよくするためストレッチを取り入れるなど、飽くまでも主目的である学習の効果をとことん上げるために、インターバル中の工夫を盛り込むことも、学習において不可欠です。
ただし、ここで気をつけなければならないのは、自分に甘くなり、主目的を失い、憩いの時間をつくることで、だらけてしまうことです。折角高めたコンセントレーションがゼロとなり、学びの効果を薄めるとしたら、元も子もありません。
決して行き当たりばったりの学習に陥ることなく、ぜひとも一日ごとの学習達成目標に到達する生活を送ってほしいと願います。
どうか受験生の皆様、この暑さに負けず、弱い自分に負けず、ただひたむきに学習へ夢中になってください。やはり今の学びの一つ一つが、いつか、未来に活躍するその一点へつながるはずです。