[2013年10月7日]
通説によれば、学ぶの語源は、真似る(まねる)と同じで、まねぶ(そっくり他の人のまねをすること)という言葉が、その由来だそうです。
先日のブログテーマ「ミラーニューロン」の働きを考えるなら、脳科学が発達する以前から、モノマネこそが学習だというとらえ方はとても理にかなっています。
またソニーの創業者盛田昭夫氏も著書『メイド・イン・ジャパン』の中で、人が成長する上で、まねぶという学びの価値を説いております。
もしも盛田氏の人の育成を手本とするなら、教師たる者、人の手本となることです。どうしても、目の前に子供がいると、どうにかしてあれやこれや教えることをもって、その子を変えたいと考えるかもしれません。いわば、イソップ童話「北風と太陽」でいうところの、北風的強引な手法です。
その一方で、目の前の生徒を変えたいと願うとき、生徒よりも教師こそが変わるという方法があります。まさに太陽的発想です。その生徒になってほしい理想像があるのなら、そんな理想像に自分がなることです。
たとえば、何にも夢中になり、何にでも学びたがる人になってほしいと思うのなら、自分がそんなタイプになってしまうのが、当塾本八幡校の講師たちです。それこそ、誠実な師をものまねすることで、「ミラーニューロン」が存分に働き、子供たちの学びの力は突き抜けること間違いありません。