[2013年10月23日]
どうしても人生に限りがある以上、最も貴重なのは時間です。ましてや、若いうちでしたら、年長者に比べ、時間がある分、その価値を見失いがちです。
これが人生残りわずかとタイムリミットを意識する時期になれば、上手に時間を使おうとするのでしょうが、さて、おうちのお子様たちはいかがでしょう。
親の目もありますから、少々机に向かう時間があるかもしれませんが、ぼーっと教材を開いて眺めている程度ということがないでしょうか。
よく今の子たちは、勉強の仕方がわからないと嘆きます。そう言って、自ら学習能力を高めることを、放棄しがちです。思い切り自分でブレーキを踏みがちです。
あまりに主体性を失う子供たちが増えてきています。なかなか自己選択ができず、指示待ち体質から抜け出せません。
まずは、ひと度、教材を開くのでしたら、ノートも開き、筆記具を手にすることです。
そして、こう念じてはいかがでしょうか。
「これはただのシャープペンシルではない。自分の人生を決めるデバイス(装置)だ。このシャープペンシルが動かなければ、自分の人生は止まったも同然だ!──」
実際に、ぼーっと眺める学習とは雲泥の差です。ノート学習を基礎として、シャープペンシルを動かしながら、図や絵を工夫し、プロセスをたどっていくのなら、脳の中に回路ができていきます。
ということで、シャープペンシルが動いた分だけ、人生の道は通じます。筆記具は成功の可能性を高める装置ということもできます。
とりわけ、受験生の皆様、ぼーっとする時間があるのなら、まずは手を動かすことに尽きます。