[2013年11月5日]
かつてのことです。女性が家事をすることが当然の時代、極貧生活に困窮しながら、決して研究者の道をあきらめませんでした。彼女が実施した実験は400回以上の失敗を続けたと言います。
彼女こそが、マリ・キュリーです。放射線の研究で、1903年にノーベル物理学賞、1911年にノーベル化学賞を受賞します。
またかつてこんな人がいました。その人は、広告デザインの仕事をしていましたが、契約の更新を打ち切られ、失業します。その後、アニメーションの会社を設立しますが、資金繰りに失敗し、倒産させてしまいます。
この人物こそが、ウォルト・ディズニーです。彼がいなければ、ミッキーマウスも、ディズニーランドも誕生することはなかったことでしょう。
さらにもう一人、高校に入った当初、バスケットボールチームに入れないという大きな挫折を味わいます。その後も、彼が語るには、失敗続きです。9000回以上シュートを外し、300試合に負け、チームに託された決勝シュートでは26回も外したといいます。
もうおわかりでしょう。この人物こそ、バスケットボールの神様と称される、マイケル・ジョーダンです。
ジョーダンは言います。
「何度も何度も、自分は失敗ばかりだった。だから、自分は成功した」
またジョーダンはこうも言います。
「何かを始めるのは、決して怖いことではない。本当に怖いのは何も始めないことだ」
いみじくもジョーダンが語ったことは、マリ・キュリーにも、ウォルト・ディズニーにも共通する思想なのでしょう。
やはり成功者は、チャレンジと失敗の価値を知る人たちです。そうすると、今まさに学生の時分にあるのでしたら、決して失敗をおそれず、何にも挑戦するスピリットを持つべきなのでしょう。
かつて、マリ・キュリーがそうであったように、ウォルト・ディズニーがそうであったように、あるいは、マイケル・ジョーダンがそうであったように──