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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2014年1月5日]

市川市本八幡の進学塾:学習法を変える

 特に入会したばかりの子供に思うことです。

 成績の低迷に不安を感じるからこそ、学習塾に頼るのでしょうが、多くの場合、頭が悪いわけではありません。学習の方法論を知らないことが成績不振の原因です。

 たとえば、数学の図形の問題にチャレンジするとします。

 問題を読み、すぐに答えが思いつかなければ、彼らはそこで簡単にあきらめてしまいます。そしてすぐに先生に助けを求めることでしょう。

 一方、成績の良い生徒は、解き方のプロセスを大切にします。
 
 問題を読みながら、その一つ一つの条件を、図にとりいれていきます。常に右手には筆記具があり、思考しながら右手が動いている状態です。条件をすべて図に書き終えると、すぐに答えが導かれる場合もあれば、ひとつ補助線を引くことで解けてしまうこともあります。もしも解説書を見ても理解できないなら、成績が低迷している生徒同様、先生に助けを求めることもあるでしょう。

 ただし、彼らには思考した跡がノートに書かれています。その点が大きく異なるのです。先生の方も、彼らのひとつひとつの思考のプロセスをたどることができるので、作業効率よくヒントを与えてあげることができます。そのヒントを受けることで、自ら「ああ、そうか」と気づき、自発的に正しい答えを導きます。
 
 成績の悪い子が、できないとすぐ先生に一瞬で解ける魔法のような答えを求めるのとは違います。ここが重要です。講師の側からすると、答えをピンポイントで教えるのではなく、「彼らの自発性を育て、丹念に思考回路をつくってあげること」こそが、最良の学習指導法なのです。

 ところが、ここで終わりません。成績の伸びている子供はいつか忘却することを謙虚に受けとめているので、解説ノートを自らの手でつくることでしょう。それが忘れた頃の自分への心強い指南書になってくれることをよく理解しています。そして、その解説ノートは、科目ごとにファイリングされているので、何かあったらすぐに取り出し、いとも簡単に記憶を復活できます。

 さて、成績の悪い子はどうでしょうか。講師の解説を受け、さもわかった気になっていたら、大間違いです。あっぷの講師はきくだけで作業を終えようとするなら叱責します。解いたのはあくまでも講師であるにもかかわらず、彼らは自分で解けたものと心理的錯誤に陥っているのです。当然このまま放置すれば、彼らは一分もすれば答えの導き方を忘れるでしょう。

 だからこそ、あっぷでは、彼ら自身が自ら答えへのプロセスをたどる訓練をさせます。講師も答えを教えるのではなく、ヒントを与えてあげることで、彼らの思考回路そのものを育てることに最も苦慮します。要するに成績が向上している生徒と、まさしく同じ手段を用いるということです。

 そしてここで強調すべきは、実は今でこそ偏差値が10も20も向上した生徒もまた、かつて入会したばかりの時は、学習法を知らない成績低迷者だったのです。

 このことはきっぱりと断言させてください。自発的に自分の脳を育成しようという思いがあるなら、だれだって成績を上げることができます。しかしながら、自らのざつなやり方に固執し、作業効率の悪い無計画な学習法を続けるならば、いつまでも成績の低迷を続けるよりありません。

 勿論、当学習塾では、ここまで挙げた以外の種々の学習法も組み合わせ、一人一人に最も適したカリキュラムに沿って学習能力の育成に全力をあげます。学習指導のサポートは最善を期します。

 しかし講師とはいえ第三者の人間は後押しや帆走はできても、その当事者自身になり代わってあげることはできません。どうしたって、自分の人生は自分が負います。どうあがいたって最も重要なのは本人の自発性にかかっているので、結局は変わるか、変わらないかは、あなた次第なのですが──さて自分を変えるということが、果たして本当に難しいことでしょうか。

 まずはこれまでの怠惰で頑固な自分と決別し、自分磨きをスタートさせてみてはいかがでしょう。自分を変えたいと思う生徒への協力は惜しみません。どこまでも後押ししていきます。