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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2010年2月19日]

塾・市川市本八幡の学習塾:納得

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 子供に読み聞かせる物語の定番、『シンデレラ』というと、シャルル・ぺロー(17世紀の詩人)による作品とグリム兄弟(19世紀の文学者)によるものがよく知られています。
 
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『シンデレラ』というとグリム童話のイメージが強いですが、実はグリム版には、ガラスの靴やかぼちゃの馬車が出てきません。結末もまた、「シンデレラの結婚式の日に、妹に意地悪をしてきた二人の姉が鳩に目潰しを食らって失明する」ところで締めくくられるので、随分とイメージが異なります。『本当は恐ろしいグリム童話』が一時期ブームになったので、この残酷な結末を知っている人も多いかもしれません。


 もともと『シンデレラ』は民間伝承なので、世界各地に類話があります。原型となった物語は紀元前1世紀ごろ存在していたとも言われています。
 時代や地域によって物語の内容が異なるのは、何も『シンデレラ』に限ったことではありません。
 日本の『桃太郎』に似た類話は日本各地方に伝承され、また時代によって話が変わります。
 要するに、昔話には定型がないのです。その時代、その地域の影響を受けて、ころころ話が変わってしまうのです。


 なぜそんなことが起きるのかといえば、これは人間の記憶のメカニズムに原因があるようです。我々の脳は納得したものでないと、記憶に残さないという特性があります。つまり、その時代の人間、その地方の人間が納得できるように物語を改ざんして記憶に残すのです。


 記憶に必要なのが「納得」ならば、学習においてもそれに留意しなければなりません。
 何の知恵もなく、ただ闇雲に「覚えなさい」と命じても学習効果は上がりません。
「納得のいく説明こそが、記録力向上につながる」とあっぷでは考えています。

               

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