[2016年4月27日]
こんにちは。
学習塾「あっぷ指導会船堀校」の坂田です。
本日は、「高大接続システム改革について」シリーズ
第2回目です。
前回は、「高大接続システム改革」とその目的について
お話しました。
今回は、そのうちの「高校教育改革」についてお伝えします。
☆高校教育改革?-結局、なにが変わるのか?
高校教育改革について、制度改革としてシステム会議は
次の3つの観点から推進していくと発表しています。
1)教育課程の見直し
2)アクティブ・ラーニングに基づいた学習指導方法の改善、
教員の指導力向上
3)多面的な評価の推進
特に今回は直接お子さんに影響する1)の内容について
詳しく見ていきます。
システム会議の最終報告では、中央教育審議会での
検討内容をまとめています。
その中で具体的に挙がっているのが以下の事柄です。
1)世界史の必修見直し
2)地歴における新必修科目設定⇒「歴史総合」「地理総合」
3)公民における新必修科目設定⇒「公共」
4)選択科目「数理探求」の設定
※科目名はいずれも仮称
「歴史総合」は「我が国の伝統と向かい合いながら、
自国のこととグローバルなことが影響しあったり
つながったりする歴史の諸相を近現代を中心に学ぶ」
「地理総合」は「持続可能な社会づくりに必要な地理的な
見方や考え方を育む」
「公共」は、「主体的な社会参画に必要な力を人間としての
在り方生き方の考察と関わらせながら実践的に育む」
とされています。
また、「数理探求」は「数学と理科の知識や技能を総合的に
活用して主体的な探求活動を行う」とされていて、
そこではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組み事例を
参考にする旨の記述もあります。
ここでの説明を見る限りでは、
「歴史総合」=近現代日本史+近現代世界史
「地理総合」=現行の地理+sustainable societyの視点
(環境・資源・地域格差)
「公共」=現行の政経から政治参加(選挙)・社会保障・消費行動・
契約などにフォーカスという方向性が見受けられます。
大学受験科目にも影響は必至と考えられます。
いずれにせよ、中教審からの答申は今年度中、新指導要領の実施は
平成34年度(現小4生から)となります。
今後も注目していきましょう。
この項、続きます。
次回は「高校教育改革」のうち、新規に導入される
「高等学校基礎学力テスト」についてお伝えします。
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