[2017年4月21日]
校舎
本日は、花咲徳栄高等学校(以下同校、加須市)の平成29年入試結果報告会がありましたので、概略をお伝えさせていただきます。
【コース編成】
同校は普通科6コース、食育実践科を擁する進学校です。
普通科アルファコースでは、難関大学合格のための質の高い授業を実施。普通科アドバンスコースでは、志望大学への現役合格のための効率的な授業を展開しています。
食育実践科では、「食育」に関する知識や技術を学び、優秀な人材を育成しています。また、文部科学省事業である「スーパー食育スクール」の三年連続関東唯一の指定校に認定されています。 「食」の道に進もうとしている生徒にとっては、最高の学習環境が整っています。まさに高校生ながら「プロ」の職人集団です。
栄養バランスを考えた“スタ飯”
【部活動】
部活動も活発で、多くの部が、数多くの素晴らしい実績を残すことができています。その中でも野球部は全国区での強豪校の一角になっていることは、周知の通りです。
甲子園!
【大学入試結果】
参考までに今春の大学入試の結果です。
(数値は進学実績ではなく、合格実績となっています。1人の生徒で複数の大学に合格している場合があります。現浪の計。)
国公立大学 計40名
私立大学 計781名
内訳
難関私立(早慶上理4名、G-MARCH43名、関西大学1名)
日東駒専 90名など、著名私大多数。私立大学合計781名。短大25名。
【今春の入試について】
さて同校の今春の入試結果についてお伝えいたします。
ひとことで言えば、単願に重きを置いた入試が行われたようです。
例えば、普通科。定員440名に対し、単願手続き者402名。まさに90%以上と高水準を確保出来たようです。 (今春の定員は、普通科440名、食育実践科80名でした。)
食育実践科は、ほぼ100%。同科は単願が前提となっております。同科を選択肢にのせているご家庭は、早めの結論を出す必要があります。同科は、定員をしっかり守る科なので、普通科のように定員以上に合格を出すことはありません。
全体として、普通科併願の合格者も含め、同校への入学者の手続き率は69.1%となったようです。このことからも、併願の戻り率の高さがわかります。ということは、併願する生徒の受験する公立高校の難度が上がってきていることがうかがえます。
☞年々同校を受験する生徒さんのレベルが上昇してきているということですね。
補足:英検、数検、漢検など3級以上、必要な検定を持っていれば優遇あり。優遇項目は、毎年検定以外にも多数あります。そして絶対条件として、学年評定に「1」がないこと、3年間欠席20日以内であることです。
※上記はあくまでも今春のもので、来春も同じということではありません。
【最後に】
“鍛え合おう。進学力。”を合言葉に、さらに学校全体が進学に力を入れてきているようです。
2020年には、大学入試制度改革が行われます。この制度改革に向けて、しっかりと対応できるように、学習カリキュラムの見直し、きめ細かな進路指導の実践。今春の入試からは、今までマークシート主体だった試験に、英作文や説明など記述問題を加え、「2020年」を意識した選抜が行われてきているようです。現中学3年生から、2020年の制度改革の対象になります。それを踏まえ、同校の来春入試の傾向で、さらに記述式問題が増えていくのか注目すべきところです。 以上