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ITTO個別指導学院
久喜西口中央校

[2018年6月16日]

(私立)昌平高校を訪ねて。

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過日6月12日(火)昌平高校(杉戸町/以下同校)にて『塾対象入試説明会』があり参加させていただきましたので、概略をお伝えさせていただきます。
※ここでは併設の「昌平中学校」については、割愛させていただきます。


【1】 今や『一番近くて、遠い』高校…。 スローガンは『手をかけ・鍛えて・送り出す』。 

同校については、もう地元ですのでよくご存知の方も多いと思います。今や昔のイメージは全く消え、当地から『一番近くて、一番遠い学校』になりつつあります。10年前の同校とは、あまりにもかけ離れた大学進学実績と教育内容の濃さには、まったく驚かされるばかりです。  

同校の教職員全体のスローガンである『手をかけ、鍛えて、送り出す』が、見事に実践できている現れではないでしょうか。  
これからご紹介するあらゆる実績が、物語っています。ここまで教育理念を強く貫き、結果を出している学校もなかなかないと思います。


【2】"本物"の『文武両道』を実現!

同校は、進学実績に力を入れているのは勿論ですが、部活動にも積極的で真の「文武両道」をしっかりと実現している学校といえるでしょう。
例えば、同校は、朝練をしないで強くなる!まさに理想の「文武両道」を実践しています。

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なにかと部活動の強い学校の多くは、朝練を当たり前に考え、建前の「文武両道」が目立ちます。つまり部活動が中心で勉強は後付け的な感じを強く感じます。
しかし同校にはそのようなことは感じません。同校の朝練をしないのには理由があります。それは、授業中に睡魔が襲い授業効率が悪くなるのを防ぐためです。そのため放課後の限られた短い時間の中で集中して結果を残す部活動をしているのです。  

いたずらに遅くまで練習する“昭和の根性論”的な部活動では、勉強に支障が出てしまい本末転倒。しっかりと学生の本分をわきまえての部活動の実践を行っているようです。結果、日頃から『短い時間でも集中してやり遂げる』ことが身につき、何事にも集中して結果を残すことができるのではないかと思います。これらの内面的な成長や自己管理能力を身に着けることができるのもうれしいことです。結果が、様々な良い結果となって現れてきているのではないかと感じています。


【3】部活動の戦績・結果

では部活動の結果では、どのようになっているでしょうか。 サッカー部をはじめ、陸上部、バスケットボール部など強豪部が多数。しっかりとした戦績と全国を目指す非常に強い部活動が年々増えてきています。
現在、運動部17団体、文化部20団体が活動しているようです。


【4】今春の大学合格実績! その『秘策』とは。 

同校の大学合格実績にも、がんばりの結果が反映されてきているようです。  
毎年記録更新続きの大学合格実績。

主な実績として、
国公立大学56名(現役49名)
早稲田、慶應、上智、東京理科55名(現役46名)
G-MARCH137名(現役124名)
成成獨国武82名(現役75名)
日東駒専158名(現役146名)

特に国公立大学では東京大学に4年連続合格(2名)、一橋大学・東北大学・北海道大学・筑波大学・秋田大学に合格。年々進学実績に力強さをみせてくれています。(本当に素晴らしいと思います!)

その素晴らしい実績を支えてくれているのが、忘れてはいけない『チューター制度』
同校の卒業生がチューターとして土曜日、日曜日または長期休業中に生徒の質問に対応したりして後輩たちへ学習指導をしてくれています。偉大な先輩たちの見守る中で勉強できる環境が、同校の魅力的なところのひとつではないでしょうか。

他にも・・・。
生徒一人ひとりに早期から大学で学ぶ目的を明確にし、“開眼”させる進路指導。
ランクを上げて第一志望を設定させる進路指導。
毎年1年生を対象に約15大学の授業を行う高大連携授業への取り組み。
職員室の隣に自学・自習室を設置し、いつでも質問に応えられる環境。
まだまだいろいろな『秘策』が用意されています。


【5】2019年度入試にむけて。

〈設置クラス〉
特別進学コース (T特選クラス・特選クラス・特進アスリートクラス・特進クラス)
選抜進学コース (選抜アスリートクラス・選抜クラス)※標準進学コースから改称
IB(国際バカロレア)コース ※新設コース。海外大学も積極的に挑戦。

同校の『英語力』向上への探求のひとつとしてIBコースの新設が行われます。
埼玉初のIB(国際バカロレア)認定校になっている同校。
某大手模擬試験の結果、埼玉県の公立・私立高校の全体の中での『英語力』は、
なんと県内第2位の学力。(県内私立高校ではトップ)

設置クラスは、すべて普通科ですが、英語教育・国際教育についての積極的な取り組については、各クラス共通の礎になっているようです。

募集人数など、詳細は秋以降に公表される予定とのことです。


【6】最後に…。

同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。        

“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。      

将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。       

なお当教室に在籍のご家庭で、更に同校について詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長