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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2016年6月15日]

(私立)昌平高校を訪ねて

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 昨日昌平高校(杉戸町、以下同校)にて、塾対象入試説明会がありましたので、概況をお伝えさせていただきます。

 同校は、いまや久喜幸手地区からは、一番近くて一番遠い高校になりつつある注目の進学校になってきました。進学実績は勿論ですが、部活動にも熱心で「文武両道」をしっかりと実践できている学校です。

 部活動は、朝練をせず、しっかりと授業を重視。朝練をすることで授業中の睡魔に襲われ、授業に集中できなくなることでは本末転倒。一般的な部活動の強い学校は、何かと朝練をして根性論でがんばりつつ印象ですが、同校にはそのような根性論の印象は薄く感じられます。むしろ放課後も限られた時間の中で、効率の良い集中した練習をすることで、しっかりとした実績を挙げることができています。生徒一人ひとりの「文武両道」への意識の高さと、学校全体のそのような取り組みの姿勢が結果となってきているのではないかと感じます。


《今春卒業生の進学実績について》

 国公立大学42名、最難関私立大とされる早稲田、慶應、上智、東京理科が73名、難関私立大である学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政が135名となっております。特に国公立大学では東京大学に3名合格、一橋大学に3名合格と年々進学実績が伸びてきております。

 ここで注目をしたいのが、正直上位クラスから難関大学に合格できることは当たり前ですが、同校の素晴らしいところは、それ以外のコースからも難関大学に、しっかりと合格が出ているところです。上位クラスにだけ手厚くすることをせず、それ以外のクラスにもしっかりと“伸ばす”指導ができていることが、ここ最近の同校の躍進に繋がっているのではないかと感じております。まさに“手をかけ、鍛えて、送り出す”の実践です。

《部活動について》

 部活動においても、サッカー部、陸上部、バスケットボール部など過去最多8競技が関東大会へ出場しており、非常にレベルの高い部活動がそろっております。 朝練なしの放課後の限られた時間の中で、これだけの結果を出せるのも本当に素晴らしいと思います。ダラダラと無制限に部活動をするよりも、限られた時間で集中して部活動に打ち込むことで、知らず知らずのうちにその集中力がさらに研ぎ澄まされ、学習面にも良い結果が出せているのではないかとも感じております。

 《来春入試について》

 来春入試の基準に関しましては、10月にはっきりするようです。ただ同校の受験を考えていると方は、油断せずより一層気を引き締め日々の学習活動を継続していただきたいと思います。基準は、上がることはあっても下げることはありませんので、仮に基準が上がったとしても、受験生のみなさんには、その時にあわてないようにするためにも日頃の積み重ねを大事にしていただきたいと思います。

《地区説明会実施について》

説明会が順次行われます。各会場、予約不要。18時30分〜19時30分。

近くの会場では、次の通りです。

?6月22日(水) 白岡 はなももプラザ
?6月27日(月) 栗橋 久喜市栗橋文化会館(イリス)

《最後に》 

 同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。  

 “公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。

 将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。 

 なお当教室に在籍のご家庭で更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長