[2016年9月17日]
昨日、白鴎大足利高校(栃木県足利市、以下同校)の塾対象入試説明会がありましたので、概略についてご報告させていただきます。
? 「個性」を大切にする白鴎教育!
同校は、白鴎大学の付属高校で、普通科6コースを擁する進学校となっております。(なおここでは、併設の「中学」については省かせていただきます。)
同校の校風は穏やかで、生徒一人ひとりの「個性」を大切にし、教育目標として、次の3つを掲げております。「自立精神の涵養」「責任と義務の会得」「豊かな良識と個性の伸長」です。この教育目標にたち、同校は生徒一人ひとりの希望の進路の実現に向け、様々な切り口から学習ができるようになっている学び舎となっております。
また同校は、富田キャンパスと本校舎キャンパスの2キャンパスに分かれております。
富田キャンパスでは、主に国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指してた指導を、そして本校舎では、大学進学のための進学系のコースや商業系のコースなどの多様なコースを設け、生徒一人ひとりの個性を活かした指導をしております。説明を加えますと、本校舎での学習領域には、総合選択コースがあり、より細分化された次の3つのエリアに分かれ学習をすることができます。ライフエリア、芸術エリア、情報メディアエリア、この3つのエリアでそれぞれ、自分に必要な資格取得を目指す事が可能になります。(ちなみにものづくりエリアは昨年度廃止されました。)本校舎は、週5日制を採用しており、部活動に力を入れています。昨年は8部活71名がインターハイに出場しています。野球部が、全国甲子園に出場したのも記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
? SSH指定校とは…。
同校は、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校を受けております。SSHとは、未来を担う科学技術系人材を育てることを狙いとして、理数教育の充実をはかる教育プロジェクトのことです。そのため高大連携教育も行われており、宇都宮大学、群馬大学、前橋工科大学との交流も密になっております。 ※近隣では、佐野日大高校も「SSH」の指定校となっております。
? 今春の大学合格実績について
それでは、同校の今春の大学合格実績についてご紹介させていただきます。(実数は延べ人数)
【国公立大学】63名
【私立大学】341名(うち早慶上智8名、GMARCH東京理科大64名)、白鷗大学への合格者数は260名です。白鴎大学は、全国レベルでも就職に強く、特に公務員、教員採用試験での合格率は、例年高水準となっております。
? 来春入試について
それでは来春の入試についてです。
絶対条件は、5段階で3年間「1」がないこと(特別選抜コースは2以下がないこと)、3年間で欠席が30日以内、遅刻30日以内となっております。
その他詳細につきましては、このホームページ上では省かせていただきます。
? 最後に…。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・近隣私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍のご家庭で更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長