[2016年10月4日]
先週昌平高校(杉戸町、以下同校)にて、塾対象入試説明会がありましたので、概況をお伝えさせていただきます。 ※ここでは、併設の中学については省かせていただきます。
?建前の『文武両道』ではなく、真の『文武両道』を実践!
同校は、いまや久喜幸手地区からは、一番近くて一番遠い高校になりつつある注目の進学校になってきました。進学実績は勿論ですが、部活動にも熱心で「文武両道」をしっかりと実践できている学校です。
部活動は、朝練をせず、しっかりと授業を重視。朝練をすることで授業中の睡魔に襲われ、授業に集中できなくなることでは本末転倒。一般的な部活動の強い学校は、何かと朝練をして根性論でがんばりつつ印象ですが、同校にはそのような根性論の印象は薄く感じられます。むしろ放課後も限られた時間の中で、効率の良い集中した練習をすることで、しっかりとした実績を挙げることができています。生徒一人ひとりの「文武両道」への意識の高さと、学校全体のそのような取り組みの姿勢が結果となってきているのではないかと感じます。
? ついに誕生!Jリーガー!
MF 松本泰志 選手
《埼玉新聞 9月27日版より》
今夏の全国高校総体サッカーで初出場ながらチームの4強入りに大きく貢献し、大会優秀選手にも選出された昌平高3年のMF松本泰志=178センチ、66キロ=のJ1広島への加入が内定。26日にクラブが発表した。
東松山市出身の松本は江南南サッカー少年団、クマガヤSCを経て昌平高に進学。2年前の全国高校選手権に1年生ながらスタメン出場。今夏の高校総体では、準々決勝の静岡学園戦で決勝点を奪うなど、チームの柱として活躍している。
今チームでは主に左サイドでプレー。足元の技術が高く、積極果敢な仕掛けからゴールを狙うスタイルで、パスセンスにも優れるMFだ。
松本はクラブを通じ、「小学生時代からの夢だったプロサッカー選手になることができてうれしく思う。プロになる自覚と責任を持ち、家族や今まで支えてくださった方々に感謝しながら日々の練習に励んで、少しでも早く試合に関われるように頑張っていきたい」とコメントした。
? 今春卒業生の進学実績について
国公立大学42名、最難関私立大とされる早稲田、慶應、上智、東京理科が73名、難関私立大である学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政が135名となっております。特に国公立大学では東京大学に3名合格、一橋大学に3名合格と年々進学実績が伸びてきております。
ここで注目をしたいのが、正直上位クラスから難関大学に合格できることは当たり前ですが、同校の素晴らしいところは、それ以外のコースからも難関大学に、しっかりと合格が出ているところです。上位クラスにだけ手厚くすることをせず、それ以外のクラスにもしっかりと“伸ばす”指導ができていることが、ここ最近の同校の躍進に繋がっているのではないかと感じております。まさに“手をかけ、鍛えて、送り出す”の実践です。
? 来春入試について
絶対条件は、5段階で各学年「1」がないこと。3年間の欠席が30日以内であること。 ☞ その他詳細は「略」
? 最後に…。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍のご家庭で更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長