[2017年6月21日]
本日は、叡明高校(越谷市レイクタウン)と浦和麗明高校(南浦和)の塾向け合同入試説明会がありましたので、概要をお伝えさせていただきます。
両校とも近年、進学に対して力を入れ始めた結果、中堅大学以上の合格者が増加傾向になってきているようです。それぞれの特徴は次の通りです。
叡明高校 校舎内
☆叡明高校(以下同校)について
同校は、普通科(6コース)、情報科からなる進学校です。『進路実現を考えた効率的なカリキュラム』をモットーに、自分の進路に合った教科選択ができ、そのうえ生徒達が目標に向けて日々頑張っていくために必要な環境が充実しております。
上位クラスにだけ焦点をあてるような校風ではなく、すべての生徒の目線に立った指導ができるように、カリキュラムの中で様々な工夫がされているようです。
当然ながら、進路サポート等も充実しており、高校生活三年間で生徒向けの進路行事や保護者様向け進路サポートも数多く実施されているようです。そのようなことからも、高校側とご家庭側が密に情報交換をすることにより、しっかりと生徒を“育てる”という姿勢を感じることができます。まさに面倒見のよい学校ではないかと思います。
また学習面の充実さに加え、部活動も頑張っているようです。現在、運動部20団体、文化部11団体、同好会9団体が活動しています。特に、硬式野球部、男子バドミントン部、女子バドミントン部、音楽部(合唱)は、強化部に指定されているようです。
大学進学実績では、年々厚みが出てきており、本格的な進学校の仲間入りをしてきているようです。今春の実績では、国公立大学10名、GMARCH27名、成成獨國武38名、日東駒専74名と毎年実績が積み上がってきています。着実に、そして一歩一歩確実に・・・。今後の同校の合格実績に注目が集まりそうです。
今春の入試で新入生を迎えたことで、純粋な叡明生が三学年揃いました。ここ最近、久喜幸手地区からも“まるで人の流れが変わったかのように”、同校を受験する生徒が年々増えてきています。選択肢の顔ぶれに変化が出てきていることは確かです。イメージだけではなく、実際に学校見学をすることで、将来に対する期待値が上昇するからなのでしょう。まずは足を運んでみてはいかがでしょうか。
浦和麗明カバー
新校舎・新体育館
☆浦和麗明高校(以下同校)について
同校は、普通科5コース、保育進学コースからなる進学校です。同校の特徴として、生活面での指導には定評があり、三者面談は3年間で計10回以上の実施、また全校生徒の遅刻率、欠席率が1%以下となっているようです。この数字からもわかるように、目的意識を持った真面目な生徒が多いことがわかると思います。
また『保育進学コース』では、自分の将来の夢に向けた体験学習に取り組む事ができる、まさに“実学”を学べるコースとなっています。もちろん体験学習だけではなく、5教科も勉強する事になりますので、進学に向けて受験勉強を行う事も可能となっています。結果、学校全体としての大学進学実績は、叡明高校同様、年々上昇傾向になっているようです。
そして大きな変更点として、来春入試つまり平成30年度入試から共学校としてスタートすることになりました。現在の中3から男子も受験することが可能となりますので、選択肢の一つに加えていただいてもよいのではないでしょうか。
大学進学実績については、中堅大学にコンスタントに合格できるようになってきているようです。学校全体として力もついてきており、今後の新生麗明生に大いに期待です。
部活動も活発で、テニス部、チアダンス&バトン部、バドミントン部、テニス部は、強化指定部になっています。また吹奏楽部は、準強化指定部になっています。
☆最後に・・・。
叡明高校も浦和麗明高校も、いままさに“学校改革の真っ最中”です。両校にとっては、過去のイメージを脱し、いい意味での転換期に差し掛かってきているようです。
ここ最近の受験生の注目度は、まさに上昇傾向です。『潮目』に変化が・・・。今後もしばらくはその傾向が続くのではないかと感じているのは、私だけでしょうか。まさに両校は『選ばれる学校』の一つになってきたのではないかと思います。
そして同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、両校に関する詳細(来春基準など)についてお知りになりたい方は、いつでもお気軽に教室までお問い合わせください。お待ちしております。 教室長