[2017年9月5日]
本日は、川越東高校(以下同校/川越市)の塾対象入試等説明会がありましたので概略をお伝えさせていただきます。
(1)スタートラインは同じ。
同校は、星野高校などを運営している星野学園の中核校になります。県内では少なくなってきている男子進学校です。 同校は、付属中学校を併設していないので、スタートラインは皆と同じ、手にした環境も皆同じ。だからこそ、多くの共に汗を流す仲間を見つけ頑張っていける三年間を過ごすことができるのではないかと思います。
同校の立地条件は、田園風景に囲まれた穏やかな環境にあり、生徒たちはのびのびと学習に、部活動にと、充実した3年間を送っているようです。
(2)久喜幸手からも選択肢になる!?
川越市と言うことで、久喜幸手エリアからは受験する生徒はそう多くはありませんが、それでも例年切れることなく選択肢に同校を入れてくる生徒がいることも事実です。
アクセス
学校選択の距離的な制限をもう少し緩やかにすることで、同校も多くの皆さんの選択肢にのってくる学校と言えるでしょう。スクールバスが、大宮駅から無料で発着しているので、とてもありがたいです。(参考:久喜、幸手からは7名在籍)
同校の教育方針は、『恵まれた自然環境と充実した施設・設備のもと、文武両道の精神で心身を鍛える』です。特色としては、私学ですからきめ細かい進路指導は当たり前ですが、進路講演会や合格者体験談等の手厚いサポートを行うことで、志望大学現役合格を目指しているようです。また生徒指導では『基本的生活習慣の指導を重視する。』を徹底しているようです。当たり前なことですが、一番大切なところだと思います。
(3)今春の大学合格実績
今春の大学進学実績です。現役合格率は84.5%。89大学1,487名合格(内現役921名)、卒業生数446名(現役合格者数377名)
国公立大学59名(内現役42名)、
私立大学1,428名(内現役879名)
指定校枠468名が合格となったようで、例年同様しっかりとした進学実績を出せたようです。実績では他の私立上位校には負けない状況です。
正直、同校のようにきめ細かな数値で進学実績を公表する学校は少ないです。この姿勢には、同校の『誠実さ』を感じさせられます。
(4)来春の入試について。
さて来春の同校入試についてお伝えさせていただきます。来春の入試の基準は、今春と同じ。 同校は、普通科4コースを擁する進学校です。募集定員は400名。理数1類、理数2類、普通理系コース、普通文系コースとなります。
内申は三学年1or2学期の通知表もしくは調査書。
また3年間で10日以上の欠席異常の場合は「要相談」となります。
単併関わらず「面接」があります。
そのようなことで合否は、「内申」「入試得点」「面接」の総合判定で決定されます。
(5)最後に。
そして同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長