[2017年9月5日]
穏やかな立地
本日獨協埼玉高校(以下同校/越谷市)の塾向け説明会がありましたので、概略をお伝えさせていただきます。ここでは併設の「中学校」については割愛させていただきます。
同校は、獨協大学の付属高校で、普通科のみの進学校です。決して学校の規模は大きくはありませんが、それだけに教師と生徒と距離感が近く親身な学習指導・進路指導・生活指導に定評があります。
授業風景
(1)自ら考え、判断できる若者を育てる!
同校の教育目標は、「自ら考え、判断することのできる若者を育てる。」そのために、生徒の自主性・自立性を尊重しながら、時間をかけて生徒と向かい合い、生徒の持つ様々な可能性を引き出す教育を行なっているようです。そのような理由から他の私立高校と異なり、偏差値によるコース制のクラス編成はしておりません。スタートは皆同一で、2年生で文系理系を選択した後、3年生から志望校によってのクラス編成が行われます。
だからこそ勉強にだけに偏った知識偏重の教育をするのではなく、いろいろな視点や立場から分析、公正な判断、常識ある行動のとれる人材(=人財)を育成しようとしている教育目標は、同校の大きな特色とも言えるでしょう。
当たり前のことが当たり前に行動ができない若者が増えてきているように感じられるこのご時世。今後の同校の人財育成に期待です。
(2)今春の大学入試結果
大学進学の実績では、難関私立大学への進学者が年々増加傾向にあり、とても力強い実績となっているようです。今春の進学実績の一部をご紹介させていただきます。
【国公立大学】16名(東京外国語大学、筑波大学、千葉大学、埼玉大学など)
【私立大学】早慶上理31名、G・MARCH113名。
また付属の獨協大学へも優先的に進学ができるようになっております(出席状況等による)。
先にも書きましたが、決して規模が大きいとはいえない学校ですが、それだけに一人ひとりへの親身な指導の結果として、大きな実績が出てきているものと感じられます。
(3)来春入試について
あくまでも「当日の学力点」「内申点」などの総合判定となります。もちろん各種検定優遇もありますので、日頃から検定取得をしておくとよいでしょう。(検定は準2級以上)
(4)アクセス
久喜・幸手からはとても近いです!
(5)最後に。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長