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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2017年9月7日]

(私立)佐野日大高校を訪ねて。

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 本日、来春入試に向けての『塾対象入試説明会』が行われましたので、概略をお伝えさせていただきます。

 同校は、日本大学の付属校で、普通科5コースを設置している栃木県屈指の進学校となっています。


(1)いきなりですが今春の大学入試結果から。 

 今年の卒業生の進路は、大学現役合格率98.0%と例年同様高い合格実績を輩出でき、ここ3年現役合格率98%以上をキープできているようです。(日大への内部進学含む)

【国公立大学】

東大、京大、阪大、筑波大など68名合格。

【私立大学】

日大を除く私立大学には233名合格。うち早慶上智16名、GMARCHには55名合格。

また日本大学の系列校ということもあり、毎年多くの生徒が日大に進学できていることも同校の魅力的なところです。今春は274名合格。(進学コースの63%が日大に進学) 
いつもながらの安定した実績です。


(2)『〜地方創生〜私立大学等経常費補助金の問題』!?
 
 さて今春の高校入試の状況でしたが、出願数、受験者数、入学者数とも顕著な結果で、入学者数は480名(前年比51名増)になったようです。

 例年入学者の三分の1が埼玉県の生徒が占めているというお話も以前伺ったこともあります。それだけに将来を見据えた場合、同校に足を運ぶ価値があると判断に至るご家庭が多いのではないでしょうか。

 そのような中で、これからますます同校には注目が集まってくるのではないかと思います。

 それは政府主導『〜地方創生〜私立大学等経常費補助金の問題』です。

 平成31年度から、入学定員充足率が1.0倍を超える入学者がいる場合、超過入学者数に応じて、補助金カット!する措置。首都圏の私立大学は地方大学に比べて人気が高く、定員充足率を大きく上回っている大学が多くあります。この現状を是正しなければ、大学側は補助金をカットされてしまうので、それに向けて少しずつ合格者数を絞る動きがでてきているようです。当然同校の親大学である日本大学も対象になってくると思います。(日東駒専以上はおそらく超過でしょう)

この問題で、首都圏私立大学を一般高校から進学しようとするならば、ハードルが高くなっていくことが予想されます。
しかし大学付属の同校の場合は、付属高校のメリットを活かし、内部進学で有利に日本大学へ進学する機会を与えてもらえます。これはとても大きなメリットかと思います。
特に進学コースに進学した場合は、このメリットを大きく感じるかと思います。進学コースは、簡単に言うと中学校の平均的順位の方なら十分可能性があります。将来、大学進学を考えている方なら、まずは同校について調べておいて損はないと思います。

※昨日ご紹介した開智高校でも、今春の入試で早慶上智で合格者減とお伝えしましたが、この補助金カットの問題が一因なのかもしれません。


img2 校舎正門 img3 校舎全景



(3)来春入試に向けて。

 それでは来春の入試に向けて、いくつかのご報告があります。

img4 授業風景

?授業公開が行われます。

9月16日(土)

授業見学 10時から。

『ITTO個別指導学院 主催高校個別相談会』に参加される方は、授業公開には参加できません。

?『ITTO個別指導学院 主催高校個別相談会』にも参加していただきます。

9月16日(土)

市民プラザかぞ  ➡ 締め切り終了。
多くのITTO生のみなさんからのお申込みをいただきました。ありがとうございました。^_^

?オープンキャンパス

9月23日以降6回予定されています。詳細は同校ホームページをご参照ください。

?主張相談会

10月2日(月)、10月30日(月)

時間 19時から21時まで

会場  久喜総合文化会館

?学力判定テストが行われます。

10月14日(土)受験料無料

インターネット申し込みとなります。詳細は同校ホームページをご参照ください。

?来春の入試基準が公表されました。

募集人数510名。特別進学コースアルファクラス30名、特別進学コース80名、特別進学コースSSクラス40名、スーパー進学コース160名、進学コース200名。

各学年末五段階評定で「1」がないことが絶対条件。

あと英検、数検、漢検のいずれか3級以上取得している場合に優遇。 検定取得で一気に合格を引きつけたいところです。


(4)最後に。

同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。

“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
   
 将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。     

 なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長