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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2017年11月13日]

高校生の普通感覚って!?

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 早いもので、今年も残り一カ月半。油断すると年明け入試本番まで、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。特に受験生には、残された時間を大切に過ごしていただきたいところです。


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 大学入試センター試験まで、本日で残61日となってきました。高3生のみなさん、当日は体調万全、今までやってきたことを全部出しきっていただき、後悔が残らないのよう全力を尽くしてほしいと思います。がんばる受験生を応援しています!


img3 進研模試から。
 

さてここからは、現高1・高2のみなさんがメインのお話になってくる内容です。少々お付き合いください。


 高校生のみなさんの中には、模擬試験の結果(偏差値)をみて、こんな思いを抱いている人はいませんか?

「こんなにやっているのに学力がつかない!(偏差値が上がらない)」と。

 このように思う原因は,もしかして「こんなにやっている」という感覚が間違っているからかもしれません。

 ひょっとしたら「こんなにやっている」のではなく、「それっぽっちしかやってない」のかもしれません。

 このように、高校での模擬試験の偏差値を上昇させるのはかなりしんどいのです。だから「こんなにやっているのに・・・」とつい一言。

 なにせ高校の模試は全国区。中学生の北辰テストのように、埼玉県だけの狭いエリアの中での競い合いではありません。全国には、上には上がたくさんいるのです。しかも高校の模試は、皆が皆、進学希望者。基本就職希望の生徒は受験しません。自ずと母集団の学力レベルが上がる中での競い合いになる訳です。当然偏差値も、北辰テストのように簡単には上がらなくなってきます。



 当たり前のことですが、高校入学時点でほぼ偏差値が決まってしまっています。それを逆転するには相当の勉強時間をかけないとダメだということなのです。

 それぞれの学校には、その学校なりの「普通」があります。もちろんコース分けされていれば、そのコースごとの「普通」があります。

 それぞれの高校の「普通」の生徒は、これくらいの「勉強量」だということが学校ごとにあるのです。そういう空気というか感覚というものです。

 なぜなら、中学のようなあらゆる層の「縦」の集団から、高校は入学時にある程度粒が揃う「横」の集団になっているのですから。当然同じような感覚を持ち合わせている生徒の集団ができてしまう訳です。

 例えばA高校に通う生徒の勉強時間の普通感覚が、毎日1時間の勉強が「普通」だったとします。

 ところが,A高校よりも上位のB高校やC高校の生徒は毎日2時間、3時間が「普通」だったりするのです。

 A高校で毎日1時間半の勉強をしていれば、「普通」よりもよくやっている感覚でしょう。

 ところが、もっと上位の高校生はさらにたくさんやっているのです。

 当然ですが、中学から高校に上がるときの『個人』の普通感覚。つまり1時間で満足していた人か2時間でも不安を抱いていた人とでは、当然受験先も変わってきたのではないかと思います。大学受験も同じなのです。

 A高校の生徒が、塾で少々やっても上位校の生徒と学習時間が同じかまだ少ないのです。

 偏差値は相対的に上か下かの話ですから,それでは偏差値は上がらず,現状維持かヘタするとさがることになります。

 当然塾の授業のない日でも、しっかりと日ごろから学習時間の確保をすることがとても重要なってくるのです。週末は勉強しないというのはもってのほかです。
➡︎ ITTO生諸君は、︎塾の授業の無い日には『自習』に来ましょう。少しでも学習時間を確保するために『自習』を活用することも一法です。

 
 もう一つ話を付け加えると、高校の定期考査を気にし過ぎる人が多いのではないかと思います。

 指定校推薦をはじめから狙っているのならOKですが,そうでないのなら学校の勉強は自分の実力をつけるためにやるのであって、点取り虫になっては意味がありません。
➡︎だからといって定期考査を軽く見てくださいと言うことではありません。

 公立高校を受ける時に、内申点をかせがねばならなかったのとは訳が違うのです。長期的な観点から本物の学力をつけるという発想で勉強をしないと大学受験には向きません。

 定期考査をその場しのぎとして勉強していてはいけないのです。

 短時間の勉強で目覚ましく成績が上がる「夢のような学習法」なんてありません

 より上の大学を目指すのであれば、自分の普通感覚をさらに磨くしかありません。


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当教室の高校生諸君。大変かと思いますが、自分自身の夢の実現のために、私達と一緒に頑張っていきましょう。大変さは私達と一緒に割り算しましょう。そして合格の喜びは掛け算しましょう。

頑張るみなさんを応援しています。思いは叶う。 教室長