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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2017年12月5日]

まだ高校入試が終わっていないのに・・・。

 とうとう12月になりました。受験生にとっては、期末テストもおち着き、本腰入れて受験勉強一本で過ごすことのできる『最大・最高・最後のゴールデン受験勉強集中期間!?』に突入しました。

 遅れをとっていた人は、ここからは昼夜問わず巻き返しのための勉強時間に…。いままでも頑張ってきた人は、油断せずさらにパワーアップへのトレーニング時間に…。与えられた時間を“大切に”使っていきましょう。

 それぞれに与えられた時間は、みな同じ。でも入試の結果は、人それぞれ。笑顔の春を迎えられるように、受験生のみなさん、体調を崩さないで、日々の受験勉強に頑張ってくださいね。


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 さて、本日の新聞記事から。

『2021年開始 大学入試(新)共通テスト試行調査問題公表』の記事が、堂々一面のトップに掲載されていました。

 これは現中学3年生が、最初の対象学年になる入試になります。

 中3生は、高校入試もこれからだというのに…。しかも中3生のみなさんの中には、受験が終わって無事高校生になったら"思いっきり羽を伸ばそう!"と勘違いしている人もいるかもしれません。

 し、しっ、しか〜し、それは甘いかもしれません。特に将来大学進学を考えている人にとっては、少しは真剣にとらえていかなくてはいけない内容の記事かと思います。

 昨今この少子化の時代ですから、全国に目を向けると、正直なところ大学名やその大学が置かれている偏差値にこだわらなければ、希望者は全員合格できる"大学全入時代"になっています。

 ここでも、しか〜しです。

 やっぱり大学名やその大学の置かれている偏差値にこだわりをもって、大学選びをしてしまう人が多いのも現実なのです。

 そうなってくると、やはり人気のある大学には、当然受験生が集中。入学定員は決まっているのですから、当然倍率が発生してきます。結果、笑いと泣きが入り乱れてくるわけです。

 現中3生のみなさんの中で、もう今の成績だから△△高校を受験することに決めたけど、本当はもう少し早い段階から気づいて頑張れたら〇○高校に行きたかった・・・、行きたい、でも今の成績じゃあ、、、残念△△高校…に。…と、言うような人はいませんか?

はっきり言わせてもらいます。

 高校でも同じ繰り返しをしてはいけません。自分の心の中とは違う学校を希望せざるえない状況で、悔しい思いをしている人が、もしいたとしたら、高校生活、特に1年・2年は本気で勉強に取り組んでいきましょう。

 普通科の高校であれば、高校1年の6月の学校の三者面談で、2年次には「理系」にすすむのか、それとも「文系」にすすむのかを『決定』しなければなりません。

 高校に入学して、三ヶ月しか経過していない6月で、既に次学年の進路について決定しなければならないのです。

 ですから、大学進学を考えている人は、『思いっきり羽を伸ばそう!』と企んでいると大変なことになってしまうので、注意しておきましょう。


 なんか、大きく本題から脱線してしまい申し訳ありません。


 とりあえず、2020年度の(新)共通テストの内容は、単に選ぶ問題から考える問題にシフト!

 つまり、高3あたりになってから"そろそろやろうかな"程度の人には、まったく太刀打ちできないしっかりとした問題が出題されることになります。

 早い段階から、論理的に理解でき、説明でき、記述で表現できる力を身に着けていく必要があるのです。これを『論理的思考力』と言います。


今回の「大学入学共通テスト」の調査の特徴として、

?記述式問題を国語と数学で導入

?複数の資料を読み解く問題が多数

?高校生の日常生活につながる題材を活用

?問題に「探究活動」の授業の場面

?「適当な選択肢を、すべて選ぶ」 (すべて、というのが曲者です)

?一方の立場を選び、それに合う理由を選ぶ問題

・・・というように、従来の「〜から選べ」的なラッキーで正解になることが極めて少ない形式になります。それだけに、日頃からの継続的学習が大切になってくるのです。


それでは最後に、記事の一部から・・。

『大学入試センターは4日、現行のセンター試験の後継で2020年度に導入する「大学入学共通テスト」に向け、課題を検証するために11月に初めて実施した試行調査の問題と、結果の一部を公表した。出題では活用力など知識の質を重視。国語と数学1・Aの一部で登場した記述式問題では、多様な資料から読み取った情報を基に考え、表現できるかが問われた。マークシート式の新たな問題形式では低正答率のものもあった。


 センターは、今回と来年秋の試行調査などを通じ難易度や問題構成、効率的な採点方法などを検討する。英語の試行調査は来年2〜3月に別途、実施。今回の結果はマーク式問題の答案のうち7割程度を採点した段階の速報値で、記述式の採点作業はベネッセに委託して来春までに結果を公表する。

 出題の狙いについて、センターは(1)「思考力・判断力・表現力」を発揮して解く問題を各科目の全ての分野で重視(2)初見の資料も扱い、どんな場面でも知識を活用できるかを確認―などと説明。担当者は「問い方を変化させて課題を確かめたかった」と語った。

 センターによると、マーク式問題の小問ごとの平均正答率は0・9〜87・1%で、センター試験より低め。特に文章や資料などから読み取った情報を組み合わせて考える知識活用型問題や、選択肢から当てはまるもの全てを選ばせる新しい出題形式で正答率が3割に満たないものが多かった。

 国語の記述式では、ある学校の部活動規約や生徒会メンバーの会話文、学校新聞など複数の資料を提示。記載内容を踏まえ「部活動の終了時間の延長提案」への基本的立場や、予想される反応について80〜120字以内で書かせるなどした。数学1・Aは観光客数と消費総額のグラフの読み取り方について、条件に従って記述を求めた。

 試行調査は11月13〜24日、全国の高校の約4割に当たる約1900校で行われ、延べ約17万8千人が参加した。実施科目は各校で異なり、記述式とマーク式を併用する国語と数学?・Aは2年生以上、マーク式のみの数学2・Bや日本史B、物理など9科目は原則3年生がそれぞれ対象。

 各問題の正誤や正答率などの個人成績は学校に報告するが、学校ごとの成績などは公表しない。』

とのことです。


がんばるみなさんを応援しています。思いは叶う! 教室長