[2017年12月27日]
みなさん、知っていますか?
埼玉県公立高校入試では、「調査書・当日の筆記試験」の合計点で合否の判定が行われます。公立高校の調査書の部分については、中学校が作成する「調査書」に記載されている内容を「点数化」しますが、高校によって得点を与える項目・基準・配点が異なり、しかもその配点に関しては“教育的配慮”から完全非公表となっているのです。
【調査書に記載される内容】
各教科の学習の記録 選択教科の学習の記録 総合的な学習の記録 特別活動の記録 出欠の記録 その他の項目を指します。
公立入試では、上記の項目を以下の3つの項目に分け、評価する項目と基準のみが公表されます。
学習の記録(9教科の評定) ・特別活動の記録(部活・生徒会・委員会など) ・その他の項目(選択教科・総合的な学習・各種検定資格・出欠など) 調査書の評価項目のうち学習の記録が最も重視されるのは言うまでもありませんが、特別活動の記録の中で大きいと思われるのが「部活動実績」と「生徒会役員」、その他の項目の中で大きいと思われるのが「検定」です。
前置きが長くなりましたが、ここでは各公立高校が入試における「その他の項目」として“加点対象”とされている「資格検定の基準」についてお話しいたします。
なお当教室のホームページのトップ画面からは、各高校のホームページに リンクしていますので、詳細はそちらで確認してください。
ここでは詳しくお話しいたしませんが、珍しいことろでは、 伊奈学園総合高校の「情報活用試験2級以上」や 春日部高校の「囲碁・将棋4段以上」、「日本数学オリンピック本選出場」 、久喜北陽高校の「新体力テストA」なども “加点項目”になっています。
ただしこれらは中学校が作成する調査書に記載してもらうことが必要ですから、中学校にきちんと申告して書いてもらうことが重要です。中学校もそこまでチェックしませんし、「そんなの載せても仕方ない」と門前払いされる可能性もあります。
入試では“1点”が運命を分けることなんて当たり前です。 「もらえるもんはもらっとけ精神」が大切なのです。
英検や数検、漢検も「面倒臭い」とか「どうせ受からないから」と安易に回避してしまう人も稀にいます。ただそれによって助けられることもあるのは事実ですから、自分の可能性やチャンスを無駄にしないことが大切だと思います。
高校入試では“3級”というのが一つの目安ですが、 4級以下で加点してくれる高校もあります。 また上位の級ほど与えられる点数が段階的に高くなりますので、 より得意なものでより高い級を目指すとよいでしょう。
☆ ITTO個別指導学院では、日常の学習活動は当たり前ですが、検定試験対策もしっかりと対応しています。これから“頑張っていこう!”“よしっ、やるぞ!”と思い立った方は、是非当教室にお気軽にお問い合わせください。 がんばるみなさんを応援致します。 教室長