[2018年6月29日]
過日(6月19日)、叡明高校(越谷市レイクタウン)と浦和麗明高校(南浦和)の塾向け『合同入試説明会』がありましたので、概要をお伝えさせていただきます。 両校とも近年、進学に対して力を入れ始めた結果、中堅大学以上の合格者が増加傾向になってきており、しかも「質」「量」共に上昇傾向になってきております。それぞれの特徴は次の通りです。
【叡明高校】
最初に叡明高校(以下同校)について。
? 活気ある学び舎“叡明”、安心の周辺環境。
同校は、越谷市レイクタウンに校舎があり、JR武蔵野線越谷レイクタウン駅南口から徒歩約7分といった好立地にあります。夜間でも比較的人通りの多い通りや照明の多い道路があるなど、帰宅時の周辺環境にも比較的安堵感を感じさせてくれるのもうれしいところです。
学校全体の様子も活気に溢れ、明るい陽のあたる真新しい校舎に、目的もって多くの若者が集ってきている学び舎になっております。
? カリキュラム・コースについて。
同校は普通科(3コース)、情報科からなる進学校です。来春も同様の募集となります。
来春の募集コース : 特進選抜コース、
特別進学コース(?類・?類)
進学コース(?類・?類・?類)
情報科
どのコースも『進路実現を考えた効率的なカリキュラム』をモットーに、自分の進路に合った教科選択ができ、そのうえ生徒達が目標に向けて日々頑張っていくために必要な環境が充実しております。
上位クラスにだけ焦点をあてるような校風ではなく、すべての生徒の目線に立った指導ができるように、カリキュラムの中で様々な工夫がされているようです。
もちろん進路サポート等も充実しており、高校生活三年間で生徒向けの進路行事や保護者様向け進路サポートも数多く実施されているようです。そのようなことからも、高校側とご家庭側が密に情報交換をすることにより、しっかりと生徒を“育てる”という姿勢を感じることができます。まさに面倒見のよい学校ではないかと思います。
? 部活動も頑張っています!
また学習面の充実さに加え、部活動も頑張っているようです。現在、運動部23団体、文化部12団体、同好会10団体が活動しています。特に、男子硬式野球部、バドミントン部、音楽部(合唱)は、強化部に指定されていて、毎年しっかりとした戦績を収めているようです。
? 厚みを増す大学進学実績。
大学進学実績では、年々厚みが出てきており、本格的な進学校の仲間入りへの第一歩を踏み出してきています。
今春の実績では、
国公立大学・早慶上理ICU 14名
GMARCH21名
成成獨國武18名
日東駒専64名など
また進学面で特筆すべきことは、
〔主な指定校枠〕として、
約600名分の推薦枠があります。
法政・獨協・成城・日本・東洋・駒澤・文教・東京電機・工学院・東京工科・女子栄養など120校とのこと。
着実に、そして一歩一歩確実に・・・。今後の同校の合格実績に注目が集まりそうです。
? 来春入試の試験形態について。
・筆記試験(国語、数学、英語)
三科目各50分 マークシート方式(特選コース、特進コース一類に関しては、問題の一部に記述式を導入。)
・個人面接(単願のみ)
絶対条件・すべての教科で「1」がないこと。欠席・遅刻・早退が3年間各15日以内。
? ここ最近では・・・。
久喜幸手地区からも“まるで人の流れが変わったかのように”、同校を受験する生徒が年々増えてきています。選択肢の顔ぶれに変化が出てきていることは確かです。イメージだけではなく、実際に学校見学をすることで、将来に対する期待値が上昇するからなのでしょう。また同校への交通のアクセスもシンプルで、通い易さにもうれしいところです。まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【浦和麗明高校】
次に浦和麗明高校(以下同校)について。
? 今春より共学校へ。
同校は、普通科2コース、保育進学コースからなる進学校ですが、来春募集
からは保育進学コースの募集を停止、普通科(2コース5類系)のみの募集となります。
来春の募集コース : 特選コース(?類・?類・?類) ・ 特進コース(?類・?類)
同校の特徴として、生活面での指導には定評があり、三者面談は3年間で計10回以上の実施、また全校生徒の遅刻率、欠席率が1%以下となっているようです。この数字からもわかるように、目的意識を持った真面目な生徒が多いことがわかると思います。
そして同校の大きな変更点として、今春より共学校としてスタートしたことです。
共学初年度の入学者数は、男子226名、女子236名、合計462名とのことで、概ねバランスよく男女比が成り立ったようです。また462名のうち単願者287名、併願者175名ということで、単願での入学割合が61.9%と6割超になってきたようです。
? 部活動も頑張っています!
部活動も活発で、テニス部、チアダンス&バトン部、女子バドミントン部、ハンドボール部、卓球部など、上位成績を収めている部も増えてきています。現在運動部8団体、文化部11団体が活動しています。
? 大学進学にも力を入れてきています!
大学進学実績では、年々厚みが出てきており、本格的な進学校の仲間入りへの第一歩を踏み出してきています。
今春の実績では、
国公立大学・早慶上理ICU 3名
GMARCH10名
成成獨國武7名
日東駒専12名など
徐々にではありますが、年々進学実績が切りあがってきているようです。
着実に、そして一歩一歩確実に・・・。今後の同校の合格実績に注目が集まりそうです。同校の今後の動静に注目したいところです。
? 来春入試の試験形態について。
・筆記試験(国語、数学、英語)
三科目各45分 マークシート方式
※今年度から国語に古文が追加されました。
・個人面接(単願のみ)
絶対条件・全ての教科に「1」がないこと。欠席3年間15日程度。
☆最後に・・・。
叡明高校も浦和麗明高校も、いままさに“学校改革の真最中”です。両校にとっては、過去のイメージを脱し、いい意味での転換期となっています。
ここ最近の受験生の注目度は、まさに上昇傾向。『潮目』に変化が・・・。今後もしばらくはその傾向が続くのではないかと感じているのは、私だけでしょうか。まさに両校は『選ばれる学校』の一つになってきているのではないかと思います。
そして同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、両校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでもお気軽に教室までお問い合わせください。お待ちしております。 教室長