[2018年9月6日]
本日、来春入試に向けての『塾対象入試説明会』が行われましたので、概略をお伝えさせていただきます。
同校は、日本大学の付属校で、普通科5コースを設置している栃木県屈指の進学校となっています。
◎設置コース
特別進学コースαクラス
特別進学コース
特別進学コースSSクラス
スーパー進学コース
進学コース
正門
全景
【1】いきなりですが今春の大学入試結果から。
今年の卒業生の進路は、大学現役合格率98.9%(昨年98.0%)と例年同様高い合格実績を輩出でき、ここ数年は現役合格率98%以上をキープできているようです。(日大への内部進学含む)
〔国公立大学〕
東北大、東京工業大、筑波大、千葉大、東京農工大、横浜国立大、埼玉大、宇都宮大など47名合格。
〔私立大学〕
日大を除く私立大学には211名合格。
うち早慶上智5名、GMARCHには39名合格。
また日本大学の系列校ということもあり、毎年多くの生徒が日大に進学できていることも同校の魅力的なところです。今春は310名合格。(卒業者数に占める日大合格者数の割合は83%、進学コースにおける日大合格者数の割合は67%)
いつもながらの安定した実績です。
【2】『〜地方創生〜私立大学等経常費補助金の問題』!?
さて今春の高校入試の状況ですが、出願数、受験者数、入学者数とも例年通りの顕著な結果でした。
特筆すべき点として、今春入学者の7割が単願入学者で、単願割合が高くなってきたとのことです。この傾向は、今後も続いていくものだと考えられます。
例年入学者の三分の1が埼玉県の生徒が占めているというお話も以前伺ったこともあります。それだけに将来を見据えた場合、同校に足を運ぶ価値があると判断に至るご家庭が多いのではないでしょうか。きっとこれからますます同校には、注目が集まってくるのではないかと思います。
それは政府主導『〜地方創生〜私立大学等経常費補助金の問題』 です。
平成31年度から、入学定員充足率が1.0倍を超える入学者がいる場合、超過入学者数に応じて、補助金カット!する措置。首都圏の私立大学は地方大学に比べて人気が高く、定員充足率を大きく上回っている大学が多くあります。この現状を是正しなければ、大学側は補助金をカットされてしまうので、それに向けて少しずつ合格者数を絞る動きがでてきているようです。当然同校の親大学である日本大学も対象になってくると思います。(日東駒専以上は超過必至でしょう。)
この問題で、首都圏私立大学を一般高校から進学しようとするならば、ハードルが高くなっていくことが当然予想されます。しかし大学付属の同校の場合は、付属高校のメリットを活かし、内部進学で有利に日本大学へ進学する機会を与えてもらえます。これはとても大きなメリットかと思います。
特に進学コースに進学した場合は、このメリットを大きく感じるかと思います。進学コースは、簡単に言うと中学校の平均的順位の方なら十分可能性があります。将来、大学進学を考えている方なら、まずは同校について調べておいて損はないと思います。
※参考までに、今春の出来事。
ちなみに日本大学は合格者数を全体で約4,000名程絞ったようです。また
ある私立大学では定員よりたった6名超過しただけなのに、数億円の補助金がカットされたようです。
また別のある私立大学では、補欠合格の一桁台でも繰り上げ合格がでなかったようです。今後も定員遵守の動きが、ますます拡がって行くので、もっと厳しい話を耳にする機会が増えてきそうです。
【3】来春入試に向けての行事予定。
それでは来春の入試に向けて、いくつかのご報告があります。
授業風景
? 授業公開が行われます。
9月15日(土)
授業見学 10時から。
? 『ITTO個別指導学院 主催高校個別相談会』にも参加していただきます。
9月22日(土)
市民プラザかぞ ➡ 締め切り終了。
多くのITTO生のみなさんからのお申込みをいただきました。ありがとうございました。^_^
? 入学説明会、進路相談会
10月8日以降6回予定されています。詳細は同校ホームページをご参照ください。
? 主張相談会
10月1日(月)、10月29日(月)
時間 19時から21時まで
会場 久喜総合文化会館
? 学力判定テストが行われます。
10月13日(土)受験料無料
インターネット申し込みとなります。詳細は同校ホームページをご参照ください。
【4】選抜について。
募集人数510名
特別進学コースアルファクラス30名
特別進学コース80名
特別進学コースSSクラス40名
スーパー進学コース160名
進学コース200名
各学年末五段階評定で「1」がないことが絶対条件。
あと英検、数検、漢検のいずれか3級以上取得している場合に優遇。 検定取得で一気に合格を引きつけたいところです。
【5】最後に。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長