[2018年9月27日]
本日昌平高校(杉戸町/以下同校)にて、塾対象入試説明会がおこなわれましたので、概況をお伝えさせていただきます。 なおここでは併設の昌平中学校については割愛させていただきます。
【1】見せかけではない。『真の文武両道』の昌平!
同校は、いまや久喜幸手地区からは『一番近くて、一番遠い高校』になりつつある注目の有力進学校ではないでしょうか。
進学実績は勿論ですが、部活動にも積極的に取り組み「文武両道」を絵に描いたよう餅にすることなく、しっかりと結果を残すことを実践できている学校といえるでしょう。とかく同校と言えば学習分野の話が先行してしまいがちですが、学習面と同じくらいしっかりとやっているものとして部活動もあります。部活動は、朝練をせず、しっかりと授業を重視。どうしても朝練をすることで、授業中に眠気がさしてきて来るのはよくあることです。でも眠気で授業に集中できなくなることは本末転倒。一般的な部活動の強い学校は、何かと朝練をして根性論でがんばりつつ多い印象ですが、同校には放課後の限られた時間の中で、効率良く集中して練習をすることで、しっかりとした実績を挙げることができています。生徒一人ひとりの文武両道への意識の高さと、教員一人ひとりの指導力の賜物といえるでしょう。
【2】力強い合格実績!
今春卒業生の進学実績から・・・。
国公立大学56名、最難関私立大とされる早稲田、慶應、上智、東京理科が55名、難関私立大である学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政が137名となっています。
特に国公立大学では、
東京大学に2名、一橋大学2名、筑波大学5名、北海道大学など、年々力強さが出てきています。
また私立大学入学定員の厳格化の動きが進んでいく中で、早慶上理・GMARCHの同校の合格実績は、過去最多ということでとても驚きです。
本日の説明会で印象に残ったところでは、とかく上位コースばかりではなく、標準進学コース(来春からは選抜進学クラスに呼称変更)からも有力大学に多数合格者が出ている点が良かったと思います。
上位コース以外のコースからも難関大学にも合格できるということは、いかに同校での三年間のうちに伸びたか(伸ばすことができたか)、もちろ生徒さんの努力が一番ですが、それをサポートできる体制が同校には備わっているということがわかります。
ちなみに標準進学コースからの主な現役合格実績をご紹介。
東京学芸大学2名
埼玉県立大学1名
GMARCH10名
成成獨國武16名
日東駒専41名
芝浦工大・工学院大学・東京電機大13名
他多数。
【3】来春募集について。
続いて来春入試についてです。
来春の設置コースと募集定員(全て普通科490名、一貫クラス含む)
IBコース15名(新設)
特別進学コース240名
(T特選、特選、特進アスリート、特進)
選抜進学コース160名
(選抜アスリート、選抜)
大きな変更点としては、来春より世界標準のプログラムでIB教育を行うIBコースを新設。
今までの標準進学コースの呼称を選抜進学コースへ変更されます。
【4】最後に…。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍のご家庭で、更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長