[2019年4月26日]
昨日、大宮開成中学・高等学校(さいたま市大宮区/以下同校)の今春入試結果の塾向け入試報告会がありましたので、概況をお伝えさせていただきます。
※ここでは「中学」については割愛させていただきます。
【コース】
同校は、普通科4コースを設置。
特選選抜先進コース、特選選抜1類コース、特選選抜2類コース、特選選抜Sコース。
どのコースもきめ細かな指導が定評で、しっかりとした進路実現を目標にしています。
基本国公立大受験に対応できる5教科7科目型の総合力を付けることを念頭に、学習指導をしている進学校で、オールマイティーな学力の定着に力点をおいているようです。
真面目に勉強に向き合える姿勢の生徒にとっては、最高の学習環境が整っているといえるでしょう。
(ちなみに特選選抜先進コース、特選選抜1類コース、特選選抜2類コースに在籍している生徒の〇割が偏差値〇〇以上の成績とのこと)
【大学入試結果】
参考までに今春の入試結果です。(数値は進学実績ではなく、合格実績となっています。1人の生徒で複数の大学に合格している場合があります。現浪計。)
国公立大121名(東大2名、京大1名、旧帝大レベル19名など)
早慶上智ICU159名
難関私立大881名(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政、東京理科大)など 。
また、サンデー毎日4月16日増大号に掲載された『この10年で伸びた学校 東日本ランキング』において、他の進学校を抑え見事に1位となり、今後の更なる飛躍に期待できる学校と評されたようです。ちなみに昨年度も第1位でした。
(参考)合格実績ランキングから。
早稲田・・・全国4位
慶應・・・全国6位
上智・・・全国7位
東京理科・・・全国7位
明治・・・全国6位
青山学院・・・全国4位
立教・・・全国2位
青山学院・・・全国4位
中央・・・全国1位
法政・・・全国1位
学習院・・・全国1位
着々と進学実績を伸ばしてきている同校。来たる大学入試改革に向けても余念がありません。日頃の教務活動、進路指導等のソフト面の充実はもちろんですが、ハード面の充実にも力を注いでいるようです。
新図書館
平成28年3月には新図書館が完成したばかり。まさに「知の宝庫」と言えるでしょう。平成30年10月には、新体育館も完成したようです。
意外と近いです。
今後の同校の飛躍に注目したいところです。
【最後に…】
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍のご家庭で更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長