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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2019年7月3日]

(私立)西武台千葉高校を訪ねて。

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過日(6月20日)西武台千葉高校(以下同校)にて、塾対象入試説明会がおこなわれましたので、概況をお伝えさせていただきます。 なおここでは「高等部」のみのご紹介といたします。併設の「中学」については、割愛させていただきます。


(1)校訓:豊かな知性・美しい心情・逞しい身体

 同校は、千葉県野田市に中学高校を併設している進学校で、普通科2コース(特別選抜コース、進学コース)を設置しております。

最寄り駅は、東武野田線川間駅となります。ごみごみとしていない街並と住宅街を抜けて行くと、学校施設が見えてきます。最近では久喜幸手地区からも、出願する生徒が徐々に増えてきております。実際他県私立と考えた場合、「距離」「時間」ともに、県内私立とさほど大きな差もなく通学できるメリットも、選ばれている大きな理由の1つなのかもしれません。

 校風は穏やかで、非常に落ち着いた環境と雰囲気の学校です。正直なところ派手さは無く地味なイメージの学校ですが、それだけに勉強に、そして部活動にのびのびと頑張っていける最高の環境ではないかと感じます。在校生のみなさんと廊下ですれ違ったりすると、しっかりと明るくあいさつしてくれ、皆いい顔をしています。また、教育においても「気づく」事を大切にしており、勉強はもちろんの事、豊かな精神を育むことができる環境といえるでしょう。


(2)部活動も頑張っています!


img2自慢のトラック


 部活動についても頑張っているようです。バドミントン部、陸上部、ダンスドリル部の強さには定評があります。ほかにも様々な部がしっかりと実績を挙げているようです。現在、運動部19、文化部11あります。加えて平成30年度には、卓球部と女子バレーボール部が新設され、今年度から美術部が新設されました。加入率も80%と高く、多くの生徒が自分に合った部活動を見つけているようです。


(3)SSK(Seibudai Singaku Kenkyuukai)

「塾に行かなくても学校で実力をつける」の考えのもと、多くの学習支援が行われています。

 はじめに、校内予備校では、テキスト代のみで受験に向けた講座を受講可能になっています。また基礎学力講座やサマーキャンプも充実しており、日々の復習から受験まで幅広くカバーしています。
次に、体験活動(SSKキャリア)をご紹介します。まず教職を目指す生徒には「教員養成プロジェクト」があり、教員養成ガイダンスや学習支援ボランティア活動などを行なうことができます。
 次に医療分野においては「メディカルプロジェクト」のもと、医師会と連携した職場体験など医療人としての心構えから入試・面接までサポートしています。
 最後に「SSKリベラル」では、気象予報士養成講座など各種教養講座が行われているようです。


(4)また前進!今春の大学合格実績!

 今春卒業生の進学実績については、毎年右肩上がりで有名・著名大学に合格者が輩出できるようになってきているようです。他校私立同様、合格力をつけてきています。

今春の大学合格実績です。第31期生309名の卒業生では、国公立大学11名、難関私立35名、中堅私立61名の合格者を輩出しています。


(5)来春入試について。 

 続いて来春入試についてですが、単併どちらもグループ面接があります。面接を通し、しっかりと「人」もみるようです。日頃から、真面目に何事にも取り組む姿勢と心構えを持つことが大切です。見る人が見たら、面接時に猫を被っていても見透かされますから注意したいところです。

 
(6)配慮されたクラス編成

 同校のクラス分けですが、進度の速い一貫生とは、混ざらないクラス編成となります。それぞれに適した指導内容や進度の確保がなされていますので、安心して勉強を進めることができます。


【補足】
 千葉県に住民票のない方が、千葉県私立高校に入学する場合でも、千葉県から助成金の対象になります。本来は住民票のある県の私学に進む時にだけ、その県から助成金の対象になりますが、千葉県は幅広く対象の間口を広げてくれています。また同校が用意している助成制度もありますので、良心的な学校と言えるでしょう。(所得制限などの条件がありますので、詳しくは同校窓口までお問い合わせください。)


(7)最後に・・・。

 同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・近隣私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。      
 “公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。

 本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。    

 将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。 
   

 なお当教室に在籍のご家庭で更に詳細をお知りになられたい方は、いつでも教室担当者までお気軽にご相談ください。 教室長