[2019年7月3日]
近代的な校舎
先日(7月3日)に、私立岩倉高校(台東区上野・以下同校)にて塾・出版社対象入試説明会がありましたので、概略をお伝えさせていただきます。※ここでは「普通科」の説明は割愛させていただきます。
(1)意外に近い『岩倉』!
同校へのアクセスは意外にも簡単。
JR上野駅入谷口を出て、すぐ正面。徒歩1分。
日比谷線を利用しても1番出口から徒歩4分程度のところ。
久喜からは、JRで一本。幸手からも乗り換え1〜2回。
意外と通学が便利なのには驚きです。在校生の出身地でみても埼玉県が約15%を占めています。
(2)創立123周年・共学化7年目を迎えて。
同校の歴史は古く、岩倉鉄道学校として明治30年に創立され、今年度6月で123周年を迎えることができました。
同校は、日本で最初に設立された私立鉄道学校が起源で、学校名も日本の鉄道王と称された岩倉具視公(歴史の教科書に登場します)からいただいたものです。
歴史は古いですが、教育姿勢は積極的で、古い「規制」に縛られることなく「オーダーメイド」の教育を推し進めている学校です。
設置コースは、普通科4コース(S特コース、特進コース、総進コース、昨年度新設L特コース)と運輸科の二科体制の男女共学校です。関東一円から多くの生徒が集っております。
校風は穏やかです。学校なので勉強を教えるのは当たり前ですが、なにやら他校と大きく異なるようなところは、“人間教育”がしっかりとなされているのが、同校の強みと言えるでしょう。
ここで言う“人間教育”とは、決して哲学的な教育や詰込みの教育ではなく、相手の立場に立って、思いやることができ、真心ある行動のとれる人間を育成することです。
同校の生徒さんは皆、(お世辞抜きに)礼儀正しく、いつも感心させられています。(私の主観が入り申し訳ありません。)
(3)岩倉といえば鉄道!就職に強いぞ!
就職に強く鉄道本体企業ばかりではなく、鉄道グループ各社からの求人も多く、正直求人の「質」「量」そして「実績」は素晴らしい限りです。
公立がいいか私立がいいかは、内容次第。高卒で就職をするぞ!と目的をもって頑張れる人にはきっと明るい将来への選択肢を多く与えてくれる学校の一つではないでしょうか。
鉄道には、興味がない!OKです!
鉄道は、鉄道会社だけでは成り立ちません。鉄道会社本体を中心として、旅行代理店、百貨店、コンビニエンスストア、バス会社、タクシー会社、マンション、建設などなど、多くのグループ会社を擁しています。つまりそのような大手資本からの求人が、岩倉だからこそあるのです。
最近では、鉄道資本以外の上場企業からの求人も増えてきているようです。
よく調べもせず、岩倉=鉄道=NG! という考え方は勿体ないです。
高卒で、就職を考えている人の中には、工業高校や商業高校にさえ行けば、なんとかなると思っていませんか?最近では普通科からも鉄道会社への内定が出てきているようです。
問題は、求人の「質」「量」そして「実績」なのです。
※もちろん三年間の生徒本人の「努力」あっての結果になります。同じ「努力」をすることで、本人にとって、太く強い選択肢を提供してくれるチャンスのある学校こそが、本人にとって良い学校といえるでしょう。高校三年間の先の人生の年月の方が長いことを考えると、答えは簡単です。
(4)就職先(大手多数)一部ご紹介。
鉄道グループからは、JR全国各事業所、江ノ島電鉄、大井川鉄道、小田急エンジニアリング、小田急電鉄、鹿島臨海鉄道、関東鉄道、関東私鉄各社(すべて)・・・・書ききれません。
一般からは、イオンリテール、イトーヨーカドー、日本郵便、日野自動車、マルエツ、三越伊勢丹グループ、ヨークマートなどなど。
公務員では、警視庁、海上自衛隊、陸上自衛隊 他。
【補足】
同校の求人に関しては、運輸科だけ限定ではありません。求人は、運輸科に来ているのではなく、岩倉高校にきているのです。つまり同校の在校生であれば、普通科に在籍していても求人に応募できるのです。普通科からも就職はOK!
運輸科はちょっと、という人は普通科総進コースはいかがでしょうか。普通科からも就職はOK!普通科からでも鉄道会社への就職が決まっています(^▽^)/
多くの普通科は、大学進学しか選びようがありませんが、同校は進学と就職の選択肢が、しっかりとあります。
(5)きめ細かな就職指導。
高卒の就職は、”一人一社制”です。つまり同時に複数の企業に応募できないのです。
大卒とは異なり、高卒の就職指導には、あらゆる面で細心の注意が必要になります。
それだけに、質の高い就職指導と企業との太く強いパイプがカギを握るのです。
(6)夢は"鉄道"の現場!
そのような人には、たまらない授業があります。それは"実習"です。
学校施設内には、実際の車両シュミレーターがあり、運転技術や車掌業務、接客など、より実践的な技術を学ぶことができます。
また校内の授業だけに留まらず、実際にJR東日本の駅などで、実習をプロさながらに行います。最近では、JRだけでなく私鉄各社と協力して、多角的な実習授業が年に2回行われているようです。
だからこそ、他の高校生では味わうことのできない『特別な三年間』を送るので、就職に強いという理由もわかります。
校内の鉄道車両
出発!進行!
(7)今後の行事・イベントのご紹介。
岩倉祭案内
見学会日程
最後に当教室に在籍の方で、同校の入試についてより詳しくお知りになりたい方は、いつでも教室担当者までお問い合わせください。お待ちしています。 教室長