[2019年12月2日]
検定試験は受験突破の必須アイテム^_^
現在埼玉県下の公立高校ではすべての学校で「英語検定」「数学検定」「漢字検定」についてそれぞれ級を指定して(例.英語検定3級以上・数学検定3級以上・漢字検定4級以上など)入学試験で内申点に加算して入試を実施しています。
また私立高校でも入試前の事前相談で一定の合格目安が示される中で、上記の『三大検定(英検・数検・漢検)』の取得級に応じて多くの学校で合格基準が優遇(緩和)されています。
(例.校外模試で偏差値60で合格の目安のところを各検定3級で1ポイント減じて59に優遇など…過去には3つの検定級で合計5ポイント獲得した例もあります)
試験当日のテストでも一般的に級を持っている受験生のほうが、持っていない生徒よりも高い点数を取れていると言われています。漢検準2級の生徒が埼玉県公立高等学校入学試験の国語で10点配点の漢字の読み・書きで失点することはほぼありません。
それでは各検定の特徴を簡単にご紹介いたします。
【英語検定】
高校受験だけでなく、大学受験・就職試験時にも根強い人気の『英検』
筆記試験、リスニングの他、面接(口頭試問/3級以上)があります。対策としては、塾での通常授業だけでなく、季節講習時には英検対策講座(英検マスター)も開講いたします。この対策講座を受講した多くの塾生さんたちが、合格の栄冠をつかみ取ることができています。※只今冬期英検マスターを受付しています。
試験は1次試験・2次試験があり、1次試験に合格した者のみが2次試験に進めます。1次試験の約1か月後に2次試験があります。
当ITTO個別指導学院では、二次試験対策もしっかりと指導いたしますのでご安心ください。
※ちなみに埼玉公立高校の『学校選択問題』は、質・量といいかなり難易度の高い問題で構成されています。(単語量、文章の長さなど一般問題と比べても別格)
これをクリアするためには、最低英検準二級程度の力を身につけて欲しいところです。現中2生で今後学校選択問題を受験する予定の方は、少しでも早く英検準二級への取り組みができるように、日頃から英語力を鍛えていくことが大切です
【数学検定】
普段の学習が大事!英検に次ぐ、実力派検定!(日常学習に加えての『ついで検定』)
試験は各級とも「計算技能検定」と「数理技能検定」に分かれ、同一日に連続して行い、両方それぞれに合格・不合格が出ますが、両方とも合格して級の取得が認められます。(片方のみ合格した場合は次回検定で合格したほうの試験が免除され一部検定料も免除されます。免除期間は翌年度3月までに制限されます※1級のみ適用期間の制限がありません)。
計算技能・数理技能いずれもオーソドックスな問題で構成され学校の定期テストと同様です。そのため日常学習に加えての『ついで検定』の色合いが強いかもしれません。今では、英検に次ぐ実力派検定とされ、多くの高校、大学入試で優遇措置がとられています。
この数検も英検同様、季節講習時に数検対策講座(数検マスター)を開講いたします。※只今冬期数検マスターを受付しています。
【漢字検定】
テキスト学習が必要です。受検者本人の『根気』が大切!
出題内容から、筆順・部首といった特に中学生になるとほとんど勉強しなくなる分野の問題が出題されるため、特定のテキストを使った準備が必要です。当教室では、級により、漢検専用学習塾専用教材、漢字能力検定協会推奨教材を使用して指導をいたしております。
漢検合格によって、最終的には北辰テストや埼玉公立高校入試で出題される国語の作文(配点16点)をしっかりと正しい漢字を使用し、減点されることなく16点満点を獲得することが狙いとなります。
※埼玉公立入試問題、北辰テスト問題の原稿用紙のマス目は225マス。通常400マスよりかなり少ないのです。それだけに漢字が書けないと、ひらがなでマス目を無駄に使ってしまい文章をまとめられなくなります。日頃から『読めるけど書けるかな?』と漢字に対する意識を持つことが大切です。
※漢検も季節講習時に、対策講座を開講いたします。漢字は英単語と同じで、本人の覚えよう!という意欲と根気が大切です。辞書などを正しく使って、調べ学習を通し、少しづつ知識量・漢字量を増やしていきましょう。
いずれにしても埼玉入試を受験する生徒さんは、学校の勉強だけに偏ることなく、日頃から検定試験にも挑戦することが大切です。
特に埼玉公立高校入試では、当日の学力点に+内申点の高い生徒から合格が出てきます。
内申点とは、日頃の五段階評定のほかに、学校での特別活動の得点化、検定取得による加点もあっての合計点になります。一昔前とは異なり、今後も検定取得の重要性が増していくものと考えられます。