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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2021年2月25日]

※※※ 大学受験の現実 ※※※

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受験生をいじめるな!


おそらく、首都圏私大だけでなく全国の有力私立大学でも同様のことが行われていると思います。

そう。定員をギリギリ充足させるために、あとからあとから、追加で合格させてちょうどよい人数を入学させる、いわゆる定員調整の問題。

これは、私大側があまり多く合格させて定員オーバーになると文科省の補助金をもらえなくなるからです。

なんとも私大側の身勝手過ぎるお話。

それで、被害を受けるのは受験生側なのです。


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たとえば、関西の大学で先日このようなことがあったようです。(ネットニュースからのネタです)

先日R大学の入金締切日だったので、関関同立に合格できず、R大学に合格した生徒が入金した時のこと。

➧不思議なことに心の優先順位の低い大学ほど締め切りが早いものなんですね。まるで人の弱みにつけ込むかのように。同じような思いをされた方、意外にも多いのではないでしょうか。あくまでも個人の感想です。

そして、R大学への手続きを済ませてから数日後、なんと本命である立命館大学から合格通知がきたとしたら皆さんならどうしますか?

立命館大学に入学手続きをしたら、結局、R大学に払った入学金26万円が無駄になるのです。まだ26万円で済むならまだ安い方です。大学によっては前期分の納入金も必要になるところも。

生徒のご家庭に多大な損害を与え、自分の大学は補助金がもらえてホクホクという、なんとも許しがたい行為がこの追加合格なのです。

大学関係者の人たちで、このブログ読んでいる人がいたら、本当に改善して欲しいと願うばかりです。

このブログ読んでいる政治家の人がいたら(いるはずないか)、きちんと指導して改善命令を発出するなど、この大学の定員調整に問題意識を持って欲しいですね。

根本は、お偉いさんたちがこの問題に、問題意識を持たないことが、一番の問題かもしれません。▶︎あくまでも個人の思いです。

余談ですが、私は三者面談等の際、保護者様には最低二校分の入学費用を用意しておいた方がよいと早い段階からアドバイスをしています。あくまでも一般試験で行く場合ですので、そもそも指定校推薦等で行く場合には、定員調整の被害者になることはまずありません。そのためでしょうか、最近当教室では中学を卒業しても卒塾せずに、そのまま高校継続をする塾生が増えてきています。ちなみに指定校推薦を取るためには、高校1年生の1学期から3年生の1学期までの計7回の学期末の評定平均の成績で決まります。学期ごとが勝負になるわけです。高校入試が終わってもすぐ大学入試が、実は始まると言う事実。知らないと恐ろしい結末が待っている可能性があるのです。そう考えるとITTO生諸君の中で、救われた人もいるのではないでしょうか。仮に高校継続をしなかった場合でも、今お話しした内容を知った上で高校生になるのか、知らないで高校生になるのかでは、これからの考えや行動にも当然違いが出てくるはずですね。進路指導する立場の私としては、目先の成績を上げることだけの短期的なアドバイスだけでなく、その先の長期的な目線に立って行うように心がけています。▶︎何かお困り事があればいつでもご相談ください。

申し訳ありません、少々脱線してしまいました。そもそもの発端になっているのが、私学助成金と言う補助金。

私は私立大学には、補助金なんて払わなくてもいいような気がしてなりません。だって国公立ではないわけですがら、国民の血税を注入することはいかがなものかと個人的には思っています。

私立=民間かと。
あと学校法人に対してはその公共性・公益性の観点から税制上の優遇措置が設けられています。

一般の民間企業ではあり得ないくらいの数多くの夢のような優遇がなされているのです。


いかがでしょうか?もっとこの件、真剣に考える必要があるのではないかと思っています。

私は、昨年から急増したこの追加合格に,心底あきれて、腹を立てているところです。

定員調整の被害にあった塾生もいます。まぁ納得のいく志望校に合格できて良かったですが。

この問題、どうにかならないものでしょうか。