[2021年5月3日]
そういえば、今春から中学の教科書が大きく変わりました。
そうです、教科書の採択会社の変更です。。
今までは久喜市と幸手市の数学の出版社は東京書籍でしたが、この4月からは久喜市は啓林館、幸手市は東京書籍。理科も同様…。要は理系教科書は、久喜市は啓林館(☞昔から理系の定番ですね)、そして幸手市は東京書籍になりました。
英語に至っては、今まで長きにわたってお世話になっていた学校図書の“トータル イングリッシュ”なる教科書が廃版。その結果“サンシャイン”なる開隆堂の教科書が、新しく採用されるようになりました。
その中で特に注意しなければいけないことが一点あります!
それは『英語』です。
例えば、今までは中学3年で習っていた現在完了は、中2で習うことになるのです。
それで今春中3になったは諸君は、すでに中2で現在完了は学習済みという教科書を渡されるのです。
わぁ〜大変だぁ。
この現在完了の扱いはどうなるのでしょうか。
手渡された新しい教科書には、単純に考えて、中学3年生で学ぶべき内容がびっしりとあります。
それに加えて、現在完了をはじめ、多くの未習事項を丁寧に説明する時間を中学校の規定授業時間数の中で確保できるのでしょうか?
更に今回は、高校で習っていた仮定法なども中学で学ぶことになります。
文科省の指導要領解説をよく見ていくと、現在完了進行形まで扱うことになっているのです。(うっ)
おぉーっ、大変だぁ…。
中学2年生も同様ですし、そもそも中学1年生は英語を小学校で学んだことが前提になっているのです。
ななっなんと、小学校ですでに700もの単語を覚えているという前提で教科書がはじまっています。
いきなり、最初の章でcanとか出てきますし。
今までは、中学1年生からよーいドンでスタートしていたのが、おそらく中1の時点で大きな差がついてしまう可能性が出てきてしまいました。
更に更に…指導要領解説を読み進んでいくと、(うっ)こんなことがシレっと書かれています。
小学校で学ぶ単語に加えて,1600〜1800単語を中学校でやるそうです。
これ、現行だと、中学で1200語くらい!?だったと思います。(私の記憶が正しければ)
いきなり2倍の単語数を高校入学までに覚えることになるのです。
様々な変革が行われた『英語』。
まずは現中学3年生の今後行われる北辰テストや学校の実力テスト、そして入試問題などどのように対応してくれるのか、気になるところです。
今春の高校入試で行われたように、出題範囲がまた狭まるのでしょうか…。どちらにしても現中3生は、英語が鬼門になることでしょう。日頃から単語をしっかりと覚え、基礎基本を定着させられるよう心がけていくことが大切ですね。
☞ 日頃から『英検』に挑戦し、特に3級を学習している塾生さんにとっては、すでに学習領域になっている現在完了。理解が深まっている塾生さんもいると思いますが、決して油断をしないように…。定期的に英検教材で反復していきましょう。やっぱり英検は重要なアイテムですね。
…ということで、まだまだこれからの頑張りで『英語』を攻略、苦手を軽くすることができるはずです。
ITTO生はもちろん、これから頑張っていこうと思っているみなさんを講師一同応援させていただきます。いつでもご相談ください。