[2022年3月13日]
明日14日(月)は、いよいよ茨城公立高校の合格発表日です。
当教室からも挑戦した塾生がいます。
(今頃緊張しているかな)
きっと全力を尽くしてくれているはずだから、良い知らせがくることと信じていますが。
ところで、先日、その茨城県からトンデモなニュースが入ってきました。
なんと今回の入試から、いままでの公立入試で採点ミスが多く発生したので、記述問題をやめて記号問題ばかりにしたというのです。(マジですかっ!)
上段:昨年、下段:今年
そういう考え方ってアリ?!
たしかに、採点ミスがあったので多くの教員が処分されました。
※昨年5月のニュースでは、全教職員の25%を超える過去最高規模の1155人を処分と報道がありました。
どうしても人間にはミスがあります。
ミスしたからといって、故意に、悪意があったわけでもない。
処分されるのは納得いかないでしょう。
そこで、教員たちは「じゃあ、ミスがおこらないように、全部記号にすっぺ」(すっぺといったかはわかりませんが…。)と考えたようです。
私個人の考えとして、まともな発想ではないなぁと思っちゃいました。
なぜなら、記号ばかりの試験をすると、県立高校を目指す生徒の学力が確実におちると思うからです。
高校入試は学力に直結するのです。
その先にある大学入試にも繋がっていくものです。
中学生のうちから、しっかりと文章で答案を書くなどしないと、将来もっと困ることになります。
少なくとも今の子供たちはデジタル世代。昭和と違ってアナログではないので、ただでさえ日頃から単語調べするにしても学校でも自宅でも辞書を活用しない・できない世代。そのような世代に向けての甘対応!?
そもそも、教育は生徒たちが将来の可能性を広げるためのものです。
逆に可能性をせばめる結果になる入試の改悪は、おかしな話としか言えません。
※余談ですが、当教室では、英検挑戦を推奨し、英作文の練習や辞書活用、漢検では辞書を活用しての調べ学習の習慣の定着や語彙力を高める指導も行っております。やはり検定挑戦はこれからは必須ですね。
と、ここまで書いて、さらにネットニュースでネタを検索すると、ななっなんと、本日新たなトンデモニュースがまたもや出ているではないですか。
今度も、同じ茨城公立。
先日の入試『社会』で出題ミス。
正解がないので、全員に得点を与えるというニュース。
どうした茨城!
そうなるとつい比較しちゃうのが当埼玉。
埼玉公立では、将来の大学入試に直結できるようにとの狙いから学校選択問題を導入、また国語では作文、英語では英作文など、考えさせる・書かせる問題は定番。埼玉公立の難易度は全国的にも上位に位置しています。実際学校選択問題の英語なんか、めちゃくちゃ難しいです。
隣接県とはいえ、こんなに内容に差があるなんて驚きですね。
どちらにせよ、明日が合否発表日。
塾生の合格を祈っています。