[2022年5月27日]
(私立)開智未来高校を訪ねて
お世話になっております。本日は、開智未来中学・高校(加須市北川辺、以下同校)にて、塾対象入試説明会が行われましたので、概略をお伝えさせていただきます。
なお併設の「中学」については、ここでは割愛させていただきます。(注)過去掲載トピック含む。
⑴ 概略
同校は、さいたま市岩槻区にある開智高校の姉妹校として2011年(平成23年)に開校した若き実力校です。同校には中学・高校と6学年の生徒が「学びの場」として、埼玉県内はもちろんですが、栃木県、群馬県、茨城県など隣接県からも多くの生徒さんたちが通学しています。決して大規模な学校とはいえませんが、それだけにひとりひとりに目が行き届く距離感での教育の実践で、力強い大学実績を積み重ねているところです。
ちなみに2021年度の卒業生は159名。他校と比較してもとても少ないです。
(1〜3年計531名)
[参考/他校卒業生数]
開智 588名
栄東 445名
大宮開成 554名
春日部共栄 517名
昌平 541名
⑵ スローガン『3I’s to I+I』と『6つの授業姿勢』
同校の教育は、より実践的な自ら考え行動できる『国際社会のリーダーを育てる』が大きな目標になっています。(探求・世界標準・つなげる知能)
そのためには、様々な教育プログラムがきめ細かに用意され、日々実践がなされているようです。
特に今年度は、第三代校長として藤井校長が着任。
新たな体制のもと、同校では『3I’s to I+I』・『国際社会に貢献する心豊かな、創造型・発信型リーダーの育成』をスローガンに、より実践的な指導がスタートしたところです。
『3I’s to I+I』とは、
一言でまとめると、探求・世界標準・ICT・知性をテーマに、自分らしさを確立していくこと。(らしいと私は勝手に理解、少々説明困難。すみません。)
静寂の朝自習
またそれらのスローガンと同時に『6つの授業姿勢』を大切にし、この基本姿勢をベースに生徒たちは日々勉強に打ち込んでいるところです。
6つの授業姿勢とは
「ねらい」
「メモ」
「反応」
「発表」
「質問」
「振り返り」
まとめると
しっかりと勉強に対する
取り組み姿勢が日頃から確立され、
かつ何事にも探究心を抱いている生徒さんには、
最高の学舎になるのではないでしょうか。(と私は思いました)
⑶2022年度大学入試結果
今春の大学入試結果でも、しっかりと進学実績を出すことができました。ただ東大合格者がいなかったことが残念と言っていました。
学校規模では、近隣私立高校からすると小規模ですので、プレス発表される大学合格者数は少なく公表されてしまいますが、合格率で比較すると例年ダントツの実績になっています。
【国公立大学】
北海道3、東北1、お茶の水2、筑波3、横浜国立3など計32名
【早慶上理】
早稲田4、慶應5、上智12、東京理科10 計31名
【GMARCH】 計133名
【医学部医学科】
国公立1、私立11 計12名
⑷ 同校2023年度入試について
90名募集になります。
欠席日数は3年間で20日以内になりますが、20日を超えた場合でも、理由によっては考慮できる場合もあります。
※※※※※この部分の内容については、当教室在籍の保護者様にメールでお伝えさせていただきます※※※※※
※日頃から検定取得に力をいれている当教室についてはありがたい。チャンスが広がる入試制度。塾生のみなさん、せっかく当教室に通っているわけだから積極的に検定試験に挑戦していこう。開智未来だけでなく、他校受験の時にもチャンスが広がりますよ。
ちなみにこれからやってくる夏休み中に、当教室では数学検定、漢字検定を実施するので、塾生のみなさんは積極的にチャレンジしよう^_^
当教室では開校以来『検定取得は合格へのパスポート!』を愛言葉に、日頃の勉強成果と同じように検定取得にも力を入れてきました。その方針が間違っていなかったのだと再認識することができた本日の説明会でした。(私見)
今後同校主催で行われる学校説明会、個別相談会等は同校のホームページでご確認できます。
⑸ 余談ですが・・・。
本日の説明会の中で、開智未来高校卒業生で、ITTO個別指導学院の同エリアで実際に二年前まで講師として頑張っていた島田講師(今では本当の先生ですね)が、数多くいる卒業生教師の代表として全体挨拶と実際に教師になってからの感想や抱負を語ってくれました。
島田先生(元当教室講師)
島田先生が大学1年生の頃から一緒に仕事をさせていただいた私としては、本当に嬉しく感激しました。
彼は幸手駅前校、久喜東口校、久喜西口校で、英語や国語を中心とする文系科目を熱心に指導してくれました。本当に頼もしい存在の講師の1人でした。彼の他にも当教室出身の数多くの講師が、今では小学校から高校までの様々な教育現場で教員として活躍してくれています。(少なくとも30人以上)そのようなことでは、私個人、素晴らしい講師に恵まれているなと、また支えてもらっているなと感謝の気持ちでいっぱいです。日頃なかなか言えないですが、この場を借りてひとこと。講師の皆様、ありがとう^_^
本当に余談になってしまいました。申し訳ありません。
⑹ 最後に・・・。
私立高校はどこも進学に力を入れており、伸び盛りの学校がたくさんあります。学校の個性も様々です。
「近いから」だけではなく『通える通えない』(通学条件)、『入れる入れない』(学力条件)、そして一番大切な条件!『合う合わない』(適合条件)の三つが揃う学校を選ぶことが重要です。
同校も含めこれからいろいろな学校を実際に見て、納得のいく学校選びをしていただきたいと思います。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長