[2022年6月14日]
本日昌平高校(杉戸町/以下同校)にて、塾対象令和4年度入試説明会がおこなわれましたので、概況をお伝えさせていただきます。 なおここでは、併設の昌平中学校については割愛させていただきます。
同校は、いまや久喜幸手地区からは、一番近くて一番遠い高校になりつつある注目度高い東部地区を代表する有力進学校です。現在1,572名の在校生数。
⑴昌平流文武両道を実践。
進学実績は勿論ですが、部活動にも積極的に取り組み「文武両道」を絵に描いた餅にすることなく、しっかりと結果を残すことができているところが素晴らしいです。?昌平流?部活動は、朝練をせず、しっかりと授業を重視。朝練をすることで、授業中に眠気がさして授業に集中できなくなるのでは本末転倒。
一般的な部活動の強い学校は、何かと朝練をして根性論でがんばる印象が多いですが、同校では放課後の限られた時間の中で、効率の良い集中した練習をすることで、しっかりと実績を挙げることができています。生徒一人ひとりに、とにかく時間を無駄にしない、隙間時間の有効活用という考えが根底にあるようです。それに加え生徒一人ひとりの文武両道への意識の高さと、教員一人ひとりの指導力の賜物といえるでしょう。
現在、運動部、文化部と計40を超える部が、積極的な活動をしています。
運動部では野球部、サッカー部の活躍はもちろんですが、個々の部活動実績をみていくとどこの部でも着実に実績を積み上げていることがわかります。
今年は
野球部からは、東北楽天ゴールデンイーグルス1名(ドラフト1位指名)
サッカー部からはJリーガー5名誕生。
・FC東京1名
・ギラヴァンツ北九州2名
・福島ユナイテッドFC1名
・アルビックス新潟1名
素晴らしいですね。
一般的に部活動が強いイメージの私立高校では、上位クラスで大学実績を、下位クラスで部活動実績を、と言うパターンが多く、結果学校レベルでの文武両道は実現できていたとしても、同校のように生徒個人レベルでの文武両道を実践できている学校が少ないと思います。同校のような朝練なし、しっかり実績!というのは本当に珍しいと思います。
⑵PEP パワーイングリッシュプロジェクト〜英語は努力を裏切らない〜
教職員のモットー『手をかけ、鍛えて、送り出す』を教職員全体として忠実に実践。入学時から卒業時までに大きく成績を上げることに余念はありません。
新しい入試制度に対応すべく、様々な取り組みがなされています。以前から英語に力を入れている同校。同校といえばPEP、パワーイングリッシュプロジェクト。全校生徒が英語を得意科目に!全職員が指導に当たる!そのような熱い取り組みとなっています。
取り組み一例
日本語禁止部屋
英検全員受検
GTEC全員受験と対策
海外ホームスティ研修(カナダ)
TOEIC BRIDGE 及び TOEIC
オーストラリアやセブ島語学研修(希望者)
ブリティッシュヒルズGW宿泊語学研修(希望者)
全校スピーチコンテスト etc
とにかくまだここにはご紹介しきれないくらいの様々な取り組みが行われているようです。
本日私の心に刺さった言葉。
それは城川校長の
「英語は努力を裏切らない」です。
英語は努力をすればするほど上達していく。
何かしらの結果は必ず出てくる。
当たり前のことですが、とても印象に残った一言でした。
⑶今春卒業生の進学実績
総括として、またも躍進の春だったようです。
国公立大学101名
・東京大(2名)
・東京工業大(2名)
・一橋大、北海道大、東北大(4名)
・東京外語大(3名)
・お茶の水女子大(4名)
・筑波大(9名)
・群馬大(医学部医学科)など。
早慶上理ICU82名
・早稲田大(22名)
・慶応義塾大(4名)
・上智大(7名)
・東京理科大(47名)
・国際基督教大(2名)
GMARCH236名
・学習院大25名
・明治大(55名)
・青山学院大(6名)
・立教大(45名)
・中央大(42名)
・法政大(63名)
医歯薬獣系も18名
など。
⑷令和5年度入試について。
※あくまでも予定です。正式決定は8月になります。
来春の設置コースと募集定員(全て普通科490名、一貫クラス含む)
IBコース15名
特別進学コース200名
(T特選、特選、特進アスリート)6
選抜進学コース160名
(選抜アスリート、選抜)
それでは参考までに、来春の・・・。
※※※※※この部分の内容については、当教室在籍の保護者様にメールでお伝えさせていただきます※※※※※
今年度から全てマークシート式の試験になりましたが、難易度は従来通りです。決して油断はできません。
またもうひとつの選抜方法として、学校推薦もあります。ここでは割愛させてもらいますが、〔自己推薦〕〔学校推薦〕とどちらか有利なものさしを利用します。
(5)今後のスケジュールについて
イブニング説明会が6月20日(月)から6回予定されています。
それぞれ会場は異なります。
※当教室の塾生さんには、ご案内リーフレットを本日より配布させていただきます。
すべて同校のホームページから予約をお願いいたします。
(6)最後に・・・。
私立高校はどこも進学に力を入れており、伸び盛りの学校がたくさんあります。学校の個性も様々です。
「近いから」だけではなく『通える通えない』(通学条件)、『入れる入れない』(学力条件)、そして一番大切な条件!『合う合わない』(適合条件)の三つが揃う学校を選ぶことが重要です。
同校も含めこれからいろいろな学校を実際に見て、納得のいく学校選びをしていただきたいと思います。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。
“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。
なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長