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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2022年9月1日]

(私立)國學院大學栃木高校を訪ねて。

本日は、國學院栃木高校(栃木県足利市/以下同校)の塾対象入試等説明会がありましたので、簡単ですがご紹介させていただきます。


(1)自然豊かな立地の中で文武両道を目指す!

 同校は、國學院大学(本部渋谷)の付属校のため、原則希望すれば全員國學院大学への進学が可能(今年は97名)とする内部進学制度を強みに、毎年進学実績を積み重ねている進学校です。その他、指定校推薦も多数とのこと。


img1

 同校の校舎立地は、みどり豊かな太平山県立自然公園の山麓。春には桜、初夏には紫陽花、秋には紅葉など、四季折々の自然が楽しめる恵まれた環境にあります。このみどり豊かな広大な敷地の中で、中学校・同校・短期大学合わせて約2,200名が学んでいます。きっとこの恵まれた自然のなかで、若い時代を過ごすことで、心豊かな人間性を伸ばすことができるのも同校の魅力のひとつなのかもしれません。


img2 授業風景  


img3野球部全国へ!


 またこの夏、甲子園で活躍した同校野球部のように、日々勉強と部活動の文武両道をめざして、学校全体で頑張っているようです。



(2)年々人気化してきている大学附属校!

同校の設置コースはすべて普通科クラス。
生徒ひとりひとりの自己実現にむけて、4コースが設置されています。

・特別選抜Sコース
・特別選抜コース
・選抜コース
・文理コース

國學院大學といえば、文系のイメージですが、同校には理系の志望者も非常に多く、理系大学への進学者も例年多数。そのため積極的な理系教育の深耕も行われ、いま流でいうと“理系女”(リケジョ)も多いのもつけ加えておかなければなりません。

また以前『佐野日大高校』でも書かせてもらいましたが、同校も大学付属ということで、人気の一因になっているようです。


[過去掲載分より抜粋]
それは政府主導『〜地方創生〜私立大学等経常費補助金の問題』があるからです。
平成31年度から、入学定員充足率が1.0倍を超える入学者がいる場合、超過入学者数に応じて、補助金カットする措置。(最大定員の1.1倍まで)首都圏の私立大学は地方大学に比べて人気が高く、定員充足率を大きく上回っている大学が多くあります。この現状を是正しなければ、大学側は補助金をカットされてしまうので、それに向けて少しずつ合格者数を絞る動きがでてきているようです。
当然同校の親大学である國學院大学も対象です。國學院大學は、※成成獨國武の一角。人気大学です。(日東駒専以上はおそらく超過でしょう)
※成成獨國武・・・成蹊大学・成城大学・獨協大学・國學院大學・武蔵大学。

この問題で、首都圏私立大学を一般高校から進学しようとするならば、ハードルが高くなりがちになります。
しかし大学付属の同校の場合は、付属高校のメリットを活かし、内部進学で有利に國學院大学へ進学する機会を与えてもらえます。これはとても大きなメリットです。高校は栃木、大学は渋谷。
将来、大学進学を考えている方なら、まずは『佐野日大』同様、同校についても調べておいて損はないと思います。


img4 國學院大學渋谷キャンパス


(3)大学進学実績!

今春の大学進学実績では、
国公立大学63名
早慶上理5名
GMARCH48名
國學院大學97名
が合格となったようです。

例年同様しっかりとした合格実績を輩出することができたようです。(数値は延べ人数)

その他、私立大学の指定校推薦枠では、155校774名(うち理系365名)もあります。

以前の説明会参加の際、
東京理科大5名
GMARCH7名
日東駒専25名
芝浦工大4名
自治医大を中心に医歯薬系など多数と伺いました。



(4)来春入試に向けて!

 次に来春入試に向けてご案内です。

◯ オープンスクール(授業公開)
 10月1日土曜日 
 詳細は、同校のホームページをご覧ください。

◯“國栃チャレンジ”(入試そっくり模試)
 10月23日土曜日
 同模試でB判定以上の場合、模試一回分とみる。
 國栃を希望している人は必ず受けるべし!
 インターネット出願のみ。申込締切10月19日水曜日まで。詳細は、同校のホームページをご覧ください。

◯各地区個別相談会
11月には、幸手、宮代、久喜、栗橋などで、開催予定が多数。会場、時間など、詳細は同校のホームページをご確認ください。

それでは、来春の入試相談基準についご案内いたします。正直なところ、受験資格が今までと比べると大きく変わったところが二点あり、私個人として思い切ったことやるなぁと感じました。


・・・というのも、


※※※この部分は、当教室在籍のご家庭には、メールにてお知らせさせていただきます※※※



(5)最後に・・・。

私立高校はどこも進学に力を入れており、伸び盛りの学校がたくさんあります。学校の個性も様々です。

「近いから」だけではなく『通える通えない』(通学条件)、『入れる入れない』(学力条件)、そして一番大切な条件!『合う合わない』(適合条件)の三つが揃う学校を選ぶことが重要です。

同校も含めこれからいろいろな学校を実際に見て、納得のいく学校選びをしていただきたいと思います。 

同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。

“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
   
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。     

なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長