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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2023年6月9日]

(私立)浦和麗明高校を訪ねて

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昨日(6月8日)、(私立)浦和麗明高校(南浦和/以下同校)の塾向け『2024年度入試説明会』がありましたので、概略をお伝えさせていただきます。



(1)概況

同校はもともと女子校でしたが、現在の学校改革を推し進めていく中で共学化を実現。今年で早くも共学6期生を迎えることができました。
同校は、普通科のみの進学校です。女子校時代には、普通科のほか保育コースや愛玩動物(ペット)コースも設置され、県内では数少ない実学を学ぶことができる学び舎でした。しかし時代の変遷から高校過程での実学コースの役割はほぼ全うすることができたのではないかとの判断より、徐々に実学コースを廃止。そして新たな目標に向かい学校改革をスタート。女子校から共学校へ生まれ変わり、そして教職員方の努力も実り今では進学校の一角を担うように成長してきました。



(2)本格的な進学校へ

学習への取り組みについては、正直なところ私立ですから、他校私立同様、公立高校よりもきめ細かな指導を日々実践しています。

取り組み例としては、
・生徒の国際感覚を養うために国際教育部を創設。ここで放課後の英語学習サポート、海外研修の企画や運営をおこなう。
・また生徒たちの学習意欲向上に繋がる工夫が盛り込まれた修学旅行や海外研修、社会科見学の実施。
・学習面では「わかる」から「できる」へ・・・つまり「わかる」を「できる」につなげる演習量の確保。これに加えて効果的・効率的な学習内容の確保とモチベーションの維持管理の実践。(スタディサプリや代ゼミサテライン、大手予備校映像授業の活用)
・Reimei English Gym(REG)をスタート。トレーニングジムのように、自分の意志で通い、己を磨くことに集中できる場になってほしいとの、思いから命名されたようです。
教員は「カウンセリング」を通して、「DMM英会話」「多読・多聴」など個々の課題・目標を提示し、「トレーナー」として放課後の英語学習をサポート。
・徹底した進路指導と面談、きめ細かな目標設定と指導の継続。
・若手の教員に対して指導教諭が1対1で月1回のミーティングや授業研修を実施。生徒を導く教員を育てることにも熱心。


img2 授業風景



(3)2023年度入試報告と来春の募集について

今春は320名の募集定員でした。
・特選クラス 320名(?類・?類・?類)
  

結果蓋を開けてみると、驚きの単願55.1%、併願44.9%と人気化。なんと単願比率の高いこと、レベルも一気に上がりました。
結果入学者数は379名。(男子192名・女子187名)(単願209名・併願170名)
といったところで、同校への人気が加速してきているように感じました。



(4)部活動について

現在、運動部13部1同好会、文化部11部4同好会があります。
特に運動部では、野球部、チアダンス部、女子バドミントン部、男子女子テニス部が、全国・県大レベルで頑張っているようです。野球部からは同校初のプロ野球選手が誕生しました。彼は特選?類の生徒で、ドラフト発表
の日も小テストを頑張っていたそうです。まさに同校の文武両道の精神を体現しているのではないでしょうか。


img3充実した体育館

img4創部若くして強豪校へ野球部


(5)今春、大学合格実績について

今年は共学3期生の結果になります。卒業者数は393名。
早くもよい結果が出てきています。
・国公立早慶上理 23名
・GMARCHレベル 86名
・成成獨國レベル 139名
・日東駒専レベル 180名



(6)2024年度入試について

同校の入試基準が発表になりました。
・選抜方法には、学校推薦と自己推薦の二種類があります。
・絶対条件として、3年間の欠席の合計が15日程度。
・学校推薦や自己推薦の基準を満たしていなくても本人の強い入学希望がある場合は、当日の試験結果のみで判断となります。
・自己推薦で、英検・数検の準2級以上取得者にはいいことがあります!!!
▶︎当教室は英検・数検取得にも力を入れています〔当教室は協会認定準会場教室です〕^_^


それでは、学校推薦と自己推薦の・・・・。


※※※※※この部分の内容については、当教室在籍の保護者様にメールでお伝えさせていただきます※※※※※



(7)最後に・・・。

私立高校はどこも進学に力を入れており、伸び盛りの学校がたくさんあります。学校の個性も様々です。

「近いから」だけではなく『通える通えない』(通学条件)、『入れる入れない』(学力条件)、そして一番大切な条件!『合う合わない』(適合条件)の三つが揃う学校を選ぶことが重要です。

同校も含めこれからいろいろな学校を実際に見て、納得のいく学校選びをしていただきたいと思います。 

同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。

“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
   
将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。     

なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 〔レポート担当:T〕