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ITTO個別指導学院
埼玉幸手駅前校

[2024年7月3日]

(私立)開智高校を訪ねて。

本日は、開智高校(以下同校/さいたま市岩槻区)の塾対象入試等説明会がありましたので、概略をお伝えさせていただきます。

同校は、開智国際大学・開智未来高校など小学校から大学まで、学園として7キャンパス8校を運営する開智学園の中核校となっています。ここでは、同校以外のグループ校の説明については、割愛させていただきます。ちなみに名誉学園長には、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生(北里大学名誉教授)です。〈凄い!〉


(1)生徒の自主性を重視『開智の教育』〜教師が生徒の前を歩かない学校〜


同校は、普通科のみを設置する埼玉を代表する上位進学校です。高い教育理念のもと『国際社会に通用する人材育成』『論理的思考力と創造力を兼ね備えた人材育成』『ソーシャルスキルの高い人材育成』を目指しています。その結果、教員は生徒たちに指示・命令をしないように心掛け、あくまでも教員は生徒のサポート役に回ることで、生徒たちの自主性を伸ばしてあげることが『開智の教育』とのことです。もちろん教えなければいけないことはしっかり教え込み、その後は生徒の自主性に任せてるというスタイルです。つまり『教師が生徒の前を歩かない学校』であることを常に心掛けているとのことです。
(注:拡大解釈で好き勝手という意味はもちろんありません。)
その様なことからも、日頃から自分で物事を考え行動ができている生徒なら、開智の校風にすぐ馴染むのではないでしょうか。決して成績ありきだけで、学校を決めないことが大切です。


(2)学校環境

 同校の最寄り駅は、東武アーバンパークライン東岩槻駅。同駅北口より徒歩でも15分という距離感で、久喜幸手エリアからも多くの生徒が通学しています。同校の周辺環境は、ゴミゴミしていないおちついた立地環境、その中で生徒たちは伸び伸びと学習に、部活動にと、充実した3年間を送れています。

部活動等については、現在運動部13、文化部7、生徒会・専門委員会10があります。
部活動は週4日上限と決め、勉強と部活動を両立しているとのことです。


(3)十分な学習環境・サポート体制

お財布に優しい設定になっています。
◯特別講習(放課後実施)
 無料、ただし教材費500円のみ
◯夏期、冬期、春期講習
 1講座60分420円で実施
◯自習室
 1・2年生19時まで
 3年生21時まで、利用できて無料
◯バス無料
 校舎〜東岩槻駅


(4)今春の大学進学実績〜現役合格率 90.8%〜

卒業生数 240名 
▶︎高等部の人数のみ。一貫部は除く。

国公立大学97名(うち現役87名)
私立大学1,387名(うち現役1,305名)
うち
医学部医学科14名(うち現役6名)
その他医系/獣医・薬・歯
86名(うち現役86名)

いつもながらですが、旧帝大、筑波、お茶の水などの難関国公立をはじめ、早慶上理、GMARCH、ICUなどの難関私立にもしっかりと大量合格を出すことができているようです。安定の実績です。

ちなみに、一貫部+高等部の数値にはなりますが、
早慶上理 合格者406名 全国第10位
GMARCH 合格者692名 全国第1位
とのことです。
詳細は同校ホームページをご覧ください。


(5)2025年度募集について

 さて来春の同校入試についてお伝えさせていただきます。2025年度からの定員は240名を予定しています。

普通科2コース

Tコース
Sコース
の2コースになります。

上記の事情から来春の募集条件が・・・。


※※※※※この部分の内容については、当教室在籍の保護者様にメールでお伝えさせていただきます※※※※※




(6)学校説明会・個別相談会等予定

学校説明会・個別相談会等予定など数多くの行事が予定されています。
詳細は同校のホームページでご確認ください。


(7)最後に…。

私立高校はどこも進学に力を入れており、伸び盛りの学校がたくさんあります。学校の個性も様々です。「近いから」だけではなく『通える通えない』(通学条件)、『入れる入れない』(学力条件)、そして一番大切な条件!『合う合わない』(適合条件)の三つが揃う学校を選ぶことが重要です。
同校も含めこれからいろいろな学校を実際に見て、納得のいく学校選びをしていただきたいと思います。
同校のみならず、年々学力レベルが上昇傾向の県内・隣接私立高校。言葉は悪いですが、いまや私立は“すべり止め”という感覚ではありません。しっかりと目的をもって学習する生徒にとっては、むしろ“本命”となりうる私立高校はたくさんあります。



“公立が一番、私立が二番”という考え方は、大人の事情が絡むからこその順番であって、本来はどちらも一番、二番ということはないと思います。本当の一番、二番というものは、同じ三年間を送る中で一つでも二つでも多くの選択肢を与えてくれる可能性のある学校が、その生徒にとって“一番”であり、それが公立なのか私立なのかは別問題なのです。
   


将来大学進学を視野に入れている生徒にとっては、高校入試は目先三年間の問題ではなく、実は七年間の大切な問題になってきます。それだけに高校入試は、公立、私立関係なく、公平な視点で学校選びをされることが大切かと思います。目先に目がくらまないことが重要ではないでしょうか。     

なお当教室に在籍されている方で、同校に関する詳細についてお知りになりたい方は、いつでも教室までお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。 教室長