[2025年1月5日]
私事ですが、毎年楽しみにしている年始の恒例行事…。それは箱根駅伝観戦です。だからと言って沿線まで行って応援とまではなりませんが…。それにしても青学強すぎ!原監督の人間味ある人柄と的確な指導力、そしてそれを素直に受け入れ汗を流す選手たちの思いが結集された結果ですね。それにしても恐るべし青山学院大学、素晴らしい!個人的には昨年シード権獲得できず予選会から這い上がってきた専修大学(なんと驚異の予選会2位通過)と今年の出雲駅伝と全日本駅伝でw優勝だった國學院大學に注目していました。
その駅伝。なんといっても一人一人が日ごろの激練を積み重ね、本番で1分…、1秒…とタイムを縮め、仲間に襷を繋ぐ、母校の歴史を繋ぐ…。母校の伝統と名誉を懸け、必死に走る選手たちにはいつも感動をもらっています。ちなみに社会人(実業団)駅伝、つまりプロ駅伝には興味はありません。野球もプロよりも高校野球が好きですね。理由は、負けても次があるプロと違って、学生諸君のほうが?真の一生懸命?が伝わってくる、まさにその瞬間を最大限大切にしているからです。
さて箱根駅伝について深堀を…。
箱根駅伝が他の駅伝と違うのは、何と言っても20km走れる選手を10人以上つくらないといけないという点。
しかも山登りと下りの適性ある選手も含めてです。
この層の厚さをつくるのが難しいのです。
他の駅伝は10kmとかそれより短い区間もあるので、人数も10名いなくていけるのです。
そこでふと思ったのが、なんだか駅伝と大学入試って似ているのでは…、と。
そう思ってしまうと時間のある日曜日、さらに深堀をしたくなりいろいろ調べてみました。
〈結論〉 大学入試での私立大学受験と国公立大受験の違いに似ています。
私立大入試は文系だと英国社の3科目、理系だと英数理の3科目でよく、中には2科目の入試でもOKのところもあります。
一方、国公立大は共通テストで6教科8科目。
国語の古文漢文を別科目と思えば10科目必要で、なんと箱根駅伝の10名そろえるのと同じようなイメージ。
そして、2日間にわたって行われるので、これも往路復路みたいなことになります。
やはり初日の往路でリードしておかないと、2日目はしんどいですね。
だからと言って、初日がうまくいかなくても、そこで焦って2日目で取れる点数を取りそこなってもいけません。最後まで落ち着いてやり切った点数が評価されるのです。
全部の科目をパーフェクトにやろうとするのはいいですが、実際にはそんなにうまくいかないと想定しておくことが何より重要ではないかと思います。
特に今年は新課程初年度になります。誰も想定していなかったことが起こるかもしれません。
何があっても動じないメンタルを持っていった人が好成績となるでしょう。(応援しています!)
さて箱根駅伝は難しいですが、じゃあ出雲駅伝や名古屋の全日本駅伝が簡単かというとそうとも言えないと思います。
私立大が簡単かというと、そうではなく、3科目をしっかり仕上げないと合格できません。→ あくまでも一般試験を前提としたお話です。
ただ、多くの私立大は複数回のチャンスがあるので、「数撃てば当たる」レベルになっていれば合格できるはずです。
そこで【注意】「数撃てば当たる」という表現に気をつけてくださいね。
ピストルでも大砲でもそうですが、撃ってあたるかどうかは、射程圏にあるかどうかが重要。
10mしか飛ばないのに100m先の的に当たるハズないですよね。
そこの見極めをちゃんとしないと、100万発撃っても当たらないことになります。
大学入試でも、高校入試でも、そして中学入試…、みなにいえること。
それは、日ごろの学習を怠らず、少しでも目指す的への射程圏に入れるようにしていかなくてはなりません。
長くなりましたが、これから入試本番を迎える受験生諸君、そして将来の受験生諸君を応援しています。 担当S