[2016年5月27日]
今月の言葉
「人生二度なし」
「先月の言葉」にする予定でした。1963(昭和38)年、森信三先生によって働く青少年のための「人生講話」として寄稿連載され、まとめられたものです。
「あたりまえじゃない」と思われる方が多いと思いますが、その「あたりまえ」のことがなかなかわからないもの。どう読み取るか?ひとそれぞれだとは思います。
森信三先生は、「人間としての真の値打ちは、その人がどれほど時間を活かしているか否かである。二十四時間という時間を、どれほど有効にかつ充実して生かすかどうかが、その人の真の人間としての値打ちである。」「『時間をどこまで生かし切るか』ということを、自分の人生の一路を開く唯一の『カギ』という生易しいものではなく『白刃』とすべきである」という言葉で常に「真剣勝負」であることを厳しく、かつやさしく述べられています。
また、「人生に対して、多少でも心が開きかけるのは、実は人生半ばに当たるこの年ごろである。願わくば、少し早くからこの真理に目覚めて頂きたい。同時に自分の人生に対する一応の見通しを立てて頂きたい。」「この『人生二度なし』という真理に目覚めて、できるだけ早くから、自分の一生の見通し、一応の見当をつけることが大切である。」とも、述べられていました。
「夢」を心に描き、その「夢」に向かって、日々努力を怠らない。一度、自分の「人生設計」を立ててみてはどうでしょう。