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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2016年10月31日]

今月の言葉

今月の言葉

「思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」

 今月の言葉は、魯迅著書「故郷」からの言葉です。
魯迅は生涯において、小説集3 冊、雑文集17 冊、散文詩集1 冊、回想記1 冊を刊行したほか、『中国小説史略』をはじめとする研究書や論文、さらに膨大な翻訳を残した。このなかで圧倒的な量にのぼるのは雑文集である。とくに、1927 年から始まり1936 年に病没するまでの上海時代は、彼は教職に就かず、フリーの文学者・思想家・論争家として生きた。毒舌的なレトリックを駆使した雑文を矢継ぎ早に発表し、多岐にわたる論的に厳しい攻撃を加え続けた。古典文学者あるいは小説家として大成する途を棄て、論争の現場に身をさらしながら、転換期を闘い抜いた。

塾生の皆様へ

この言葉から皆さんは何を思いましたか?
故郷は中3の教科書に載っています。医学を学び戦争を経て文芸の道を進んだ魯迅は、人の意識改革のため文章を書きました。この言葉にも大きな道しるべに希望があるといっています。自分の進路や今の環境に疑問を持ったら周りの人としっかり話をして、自分の道を見つけてください。